約2年前の夏、まだロサンゼルスに住んでいたときに、
ロサンゼルス在住の国際ビジネスコンサルタント、
鶴亀彰さんの著書を出版プロデュースしました。

「海に眠る父を求めて 日英蘭軌跡の出会い」
というタイトルの実録ストーリーで、
鶴亀さんが、ふとしたきっかけで、自分が3歳のときに、
太平洋戦争中に潜水艦に乗っていて戦士した父親のことを調べ始めて、
それから、不思議なつながりや出会いから、
父親の潜水艦がマラッカ海峡に沈んでいることなど
いろいろなことがわかってきます。

その後、当時父親の潜水艦が撃沈したオランダの潜水艦の
乗組員の遺族と知り合ったり、
父親の潜水艦を沈めたイギリスの潜水艦の艦長が
90歳以上で生きていることがわかり、
日英蘭の潜水艦関係の家族で交流が生まれ、
マラッカ海峡に沈む潜水艦の探索もすることになります。

その続編が、最近やっと発売になりました。
「伊一六六潜水艦 鎮魂の絆」というタイトルで、
その後も続く奇跡的で感動的な話をまとめています。

潜水艦探索のドキュメントがテレビで流され、
父親と同じ潜水艦に乗っていた生存者が見つかり、
真珠湾攻撃のアメリカ側のヒーローと呼ばれる人や、
太平洋戦争で父親を亡くしたアメリカ人との交流が生まれ、
日英蘭の潜水艦関係の三家族の交流は現在も続いています。

もうすぐ終戦記念日で、また戦争関係の番組や
記事、特集が出てくる時期ですが、
この二冊の本は、単なる戦争の悲惨さを描いたものではなく、
鶴亀さんが自分から動いたことで、
奇跡的な出会いや交流が生まれてくるという
一種不思議で感動的なストーリーなので、
戦争体験を昇華して、ポジティブにとらえていくための
きっかけを与えてくれる内容になっています。

終戦からもう六十数年たっていますが、
二度と悲惨な戦争を起こさないようにするためにも、
戦争について考えるきっかけとして、
どちらか一冊でもいいので、
若い人にも、ぜひ読んで欲しいです。

ちなみに鶴亀さんはブログ「カリフォルニアで思うこと」も書いてますが、
アメリカ事情がよくわかって面白いです。

伊一六六潜水艦鎮魂の絆/鶴亀 彰


日英蘭 奇跡の出会い―海に眠る父を求めて/鶴亀 彰



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