時計は、ただ時間を知るための道具ではない。
中学時代に初めて手にしたSEIKOのデジタル時計から始まり、
19歳で年上の彼女からプレゼントされたホイヤーのダイバーウォッチ、
20歳で無理をして購入したロレックス GMTマスター(もうない泣)。
振り返れば、その時々の人生や思い出と共に時計があった。
一度は時計師を目指し、時計学校にも通った。
しかし現実の厳しさを知り、挫折したことで、しばらくは時計を見ることすら嫌になった時期もある。
それでも今、再び時計に魅力を感じている。
それは資産価値でもブランド力でもなく、腕に着けることで気持ちを高めてくれる存在だからだ。
今回手に入れたTAG Heuer WAB1113は、若い頃にもらったホイヤーへの懐かしさと、
伝説のサーファー「エディ・アイカウ」のストーリーが重なり、特別な一本となった。

文字盤に描かれたエディのシルエットと、「Eddie would go!」の言葉。
年齢を重ねた今だからこそ、この言葉が心に響く。
新しいことに挑戦するとき。
少し勇気が必要なとき。
迷いが生まれたとき。
腕元を見るたびに、
「エディなら行くぜ!」
そう背中を押してくれる。
バイク、仕事、そして時計。
また一つ、人生を豊かにしてくれる趣味に出会えた気がしている。