鈴木義幸さん著 
新 コーチングが人を活かす
出版 ディスカヴァー・トゥエンティワン
より

私が関心のある職業として、カウンセリングと並んでコーチングがあります。
この本は旧版を以前に読んだことがあり、つい数日前書店に立ち寄ったところ、(20年読まれ続けて)新たに仕立て直されたコーチングの入門書として並んでいるのを見つけて手にしました。
コーチングとは何か?基本の基本になる物を探していましたが、色々な視点で書かれたものが見受けられて目移りし、困ったところで出会い直した感じです。

7章に分かれ280ページに及ぶ内容ですが、読むスピードの遅い私でも、理解をしながら大きくうなづき、「人と協力しながら気付きを見つける」のがとてもやりがいのある仕事に思えました。
何が分かりやすいかというと
62個のスキルが7章に紹介されており、その上、巻末で、例えば「相手があまり話してくれない」「相手に話させたいのに、つい自分が一方的に話してしまう」等具体的に有効な場面毎に使うスキルとしてガイドがあること。
各スキルに挿入されているイラストが、適度に単純化され抽象的な感覚があって頭に入りやすいこと等です。
私にはどんどん読めて、頭に残るありがたい一冊でした。