むかしむかし
富士山のふもとに一本の木が住んでいました。
その木はある日は湖で泳ぎ
また別のある日は富士山の頂にまで登り
熱い温泉につかったりしていました。
その木はいつの間にか富士山をしのぐほどまでに成長し
これでは富士山が目立たなくなってしまうと困りました。
富士山はとても大切な存在だったからです。
困った木は富士山に相談しました。
「富士山や、おいらはこんなにでかくなっちまっただ。
どこかに移ろうと思うんだがどこがいいべ?」
「そうだなぁ。お前さんもここに住めばいいや。
おらは構わないぞ。」
今では富士山やその周りにはたくさんの木々が生活しています。