2006年某月某日、私は生まれました。
かなり小柄だけど泣き声は力強く、元気な赤ちゃんだったそうです。
父は視覚障害者で、全盲です。母は幼少期には大病を患ったことがあるものの、現在はおおむね健康です。

特性についてこれと言って指摘されることはないまま、4歳(年少児)のとき、幼稚園に通い始めました。
この頃の記憶は朧げで、ほとんど覚えていません。
ですが、1つだけ、ハッキリと記憶していることがあります。

プールで年長さんに殺されかけました。

いつも私を可愛がってくれていた年長さんのAくんが、何を思ったのか、突然私の首を絞めてそのままプールに突き落としたのです。
Aくんのことを母と先生に相談すると、先生がAくんとそのお母様に出来事をお話ししてくださいました。
すると、Aくんは「ぼくはそんなことしてない!山谷ちゃんが嘘を言ってぼくを悪者にしてるんだ!」と発言。お母様もそれを信じ、私が嘘を付いたことにされてしまいました。

この一件を理由に、両親は、少し品のあるキリスト教系の幼稚園に私を転園させることにしました。

年中児になって新しい幼稚園に入りました。この頃からはかなり記憶があります。
私はそこでたくさんの本を読み、パズルをし、読み書きや簡単な計算を学び、住所と両親の電話番号を覚え、ちょっとした刺繍のやり方も教わりました。
今思い返しても、とても楽しい2年間でした。

年長さんになり、私も就学前診断を受けました。そのとき保健センターの方から母が言われたのは
「この子は独特。でも、知的障害や発達障害の枠組みに当てはめるのは難しい。」
「一応、通常学級で小学校に入学してください。何か問題がありましたらその時に対応しましょう。」
だったそうです。
(いずれ発達障害って診断されるんだけどね!)