浪人するにあたって、もっとも大事なことはなんだろうか。

多くの人は、第一志望に合格することができれば浪人して良かったと思い、不合格であれば浪人すべきでなかったと思うだろう。

しかし自分の基準は少しこれとは異なっていた。


勿体ぶってもしょうがないので、言うとそれは

「どんな結果が出ても後悔が残らない一年を過ごす」ことである。

感覚としては、試験が終わった瞬間に、もう一浪はしなくてよい、今年で受験を終えよう、と心から思えれば後悔なく過ごせたと言えるだろう。



ではどうすれば後悔のない一年が過ごせるか。

それは

「自分の頭で何をどう勉強するかを考え、やり抜くことである」


個人によって、現役時での仕上がりも違えば、得意不得意も異なっている。自分のことを1番よく理解しているのは自分である。

第一志望に合格するために、常に現状の自分を分析し、計画を立て続けるのである。


この時期でまず考えるのは、浪人形式の選択であろう。

河合塾に行くのか、駿台に行くのか、はたまた宅浪するのか。

一般的には予備校に行った方が成績は伸びるが、宅浪でもやり切る自信があり、どんな結果でも後悔しないと誓えるのなら、宅浪だって素晴らしい選択肢だと思う。

そして計画を立てるには正しい情報を集めることが必須である。どこの予備校はどういう指導方法で、どのクラスから何人受かるのか、カリキュラムはどういった内容で、自分に合うかどうかなど。

(具体例:

東大志望で河合塾なら、本郷校とその他校舎の違いや、ハイパーコースと普通の理類コースの違い、どのタイミングで物化は一周終わるのか)

大手の予備校であれば、テキストも見せてもらえるし、疑問点は質問すればほとんどのことは答えてもらえるだろう。


また、夏休み期間なんかであれば、前期の復習と応用にかける労力の比率、過去問はやるべきなのか、模試で判明した自分の実力と志望校の距離はどうやったら縮まるのか、など


秋であれば応用問題をやり込むべきか、早々に過去問に取り組むべきか、共テはどの時期に何を対策すれば十分か、など


共テ後の直前期であれば、今までの復習は何をやるか、過去問はいつのものを何年分解くか、など


僕のした選択について具体的には別の記事で書くこととする。



上に挙げたように、時期によっても考えるべきことは変わるし、正解は必ずしも一つとは限らない。

それでも、情報を集め、時には周りの友人や親や予備校のチューターを頼り、自分の頭で考えて下した選択であれば、後悔することはないだろう。

自分の選択を正解にしてやるのである。



ここまで読んでくれてありがとう。

浪人は世間からの風当たりも強く、辛く長い一年になる事だろう。けれど自分の頭で考えてやり抜いた経験は間違いなくかけがいのない財産となる。


頑張れ浪人生、心から応援しています。