「こんな夜勤、たまにはいい」



久しぶりに、少しだけ落ち着いた夜勤でした。


夜勤=バタバタ、コール鳴りっぱなし、急変対応

…が当たり前の急性期病院ですが、

この日は不思議と大きなトラブルもなく、静かな時間が流れていました。


もちろん、全く何もないわけではなくて、

定期のラウンド、点滴管理、ナースコール対応、記録業務。

一つひとつを丁寧にこなしていく、そんな夜。


患者さんが眠れている病棟を見ると、

「今はこの空気を守るのが私たちの仕事だな」と思います。


同僚とも少し余裕をもって声を掛け合えて、

普段はできない情報共有や振り返りもできました。

忙しい夜勤だと、どうしても最低限の会話だけになってしまうので、

こういう時間は貴重です。


深夜、ナースステーションでカルテを書きながら、

「今日は落ち着いていてよかったね」と自然に出た一言。

何気ないけれど、看護師にとってはとても大事な感覚。


夜勤が穏やか=楽、というわけではないけれど、

心と体に少し余白があるだけで、

看護の質も、自分の気持ちも変わる気がします。


こんな夜勤ばかりじゃないからこそ、

落ち着いていた夜勤は、ちょっと大切に覚えておきたい。


また次の夜勤も、何事もなく朝を迎えられますように。