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AIDS「エイズ」について

エイズ(後天性免疫不全症候群)とは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染により、体の免疫機能が極端に働かなくなってしまう状態です。

それにより、健康な人には何ともないような菌に、簡単に感染してしまい、そのまま重篤化し、死に至ります。

つまり、エイズで死亡するのではなく、エイズにより体の免疫が無防備になってしまい、別の感染症を合併して、なおかつ重症化し、死亡するわけです。

HIVに感染した状態と、エイズを発症したということは別であると覚えましょう。
HIVは、免疫細胞(CD4陽性細胞)にくっついて破壊し、増殖していきます。また、体内の潜伏期間が非常に長く、何年も無症状のまま経過し、徐々に免疫機能を破壊し、そのうちエイズを発症していくわけです。


原因
① 性行為
最も多い感染経路です。
HIVは、実は非常に弱いウイルスで、人の体の中でしか生息できません。
しかし、血液や精液、膣内分泌物、母乳などの体液が相手の粘膜に付着することで、体内に侵入し感染します。

ちなみに粘膜とは、皮膚というバリアのない部分で、例えば口腔内、膣内、男性陰茎部や尿道口の周辺、肛門などです。

また、皮膚のある部分でも、小さな傷口があったりすると、そこからウイルスが侵入してきます。

つまり、コンドームはその粘膜部分をバリアすることになるわけです。
本番前のオーラルセックスの段階でも、感染リスクは十分にあるので注意が必要です。

② 血液感染
医療現場では、まずあり得ない注射針などの使い回し。しかし外では、麻薬、覚せい剤などで使用される注射器は「使い回し」されて、血液から血液へと感染するリスクが非常に高くなります。
そもそも覚せい剤など、絶対にやってはいけません。

③ 母子感染
妊娠すると必ず検診でHIVの検査を行います。HIVは必ず子供に感染するわけではありません。
適切な抗ウイルス剤治療を行い、帝王切開で出産し、母乳を与えず人工のミルクを与えるということで、感染を防ぐことができます。


検査について
HIVは「血液検査」で判定します。HIV抗体が存在すれば感染していると判断されます。

ここで大切なポイントですが、性行為により感染したとして、血液検査ですぐに抗体が検出されるわけではありません。
個人差はありますが、感染後4週間ほど経過して、ようやく検出されるようになります。

少なくともその期間で陰性だったとしても、ガイドラインに基づき3ヶ月を経過した段階で、再度検査する必要があります。3ヶ月経過して陰性だった場合は確実に感染していません。

治療
最近は医療の進歩により、HIVに感染したとしても、抗ウイルス薬の内服治療をしっかり続けていれば、エイズの発症を抑えることができます。

治療法は1日1~2回の内服治療となります。
ここで大切なポイントですが、薬は、必ず決められた時間に確実に服用することです。もし飲み忘れなどが続いた場合、せっかく抑えていたウイルスに耐性ができてしまい、今度はその薬が効かなくなってしまうため、以後の治療が困難になってしまう場合があります。

なので、薬の時間と量はシビアに管理する必要があります。
これさえ守ればエイズの発症を高い確率で抑えることができるのです。

予防法について
HIVにはワクチンがありません。またHIVを完全に消滅させる治療法もまだ存在しません。
しかし原因はわかっているわけなので、正しい知識を持っていれば確実に予防することができます。
最も感染率の多い性行為には必ずコンドームを使用し、自分自身を守るしかありません。
感染してから後悔しても、時間は戻りません。

看護のポイント

看護師だけでなく、まだまだ医療従事者全体がHIV感染者に対する知識が薄いようです。HIV感染者が入院してきたとしても、正しい知識をもって対応すれば、怖がることはありません。むしろ、偏見を持つことは無知ということです。

例えば、グローブをして採血することは現在当たり前ですが、採血時に出血でシーツの汚染があっても、そこから感染はしません。シーツを捨てる必要もありません。感染経路の知識はパニックにならないためにも重要です。

また、医療者が患者の社会的背景を詮索してはいけません。まだまだ日本は社会の受け入れが遅れているため、個人情報の取り扱いの注意が必要です。
HIV感染患者さんに限らなくても、性に対する考え方を理解し配慮していくこが必要です。