星辰信仰の主役は北極星

北極星にまつわる神話は、世界の国々でいろいろとあります。
とくに、北極星や北斗七星は星辰信仰の代表格といっていい。
星の動きが、人々の生活や国家の動乱や平安をも影響すると考えられ、占星術やプージャー(供養)の対象となっている。
密教寺院で冬至や立春の節分となる年始めに「星祭り」として祈願しているものは、天空の星々や太陽系の惑星などです。
ちなみに、密教の場合は妙見菩薩が北極星にあたりますが……
妙見菩薩の話は別の機会に!
天の目印となる北極星

星座を探すとき、どんな詳しい人でも、まず方角を知らなければいけません。
古代の隊商や船乗りも、北極星を基準にして自分の位置を確認して旅をしたわけです。
夜空の星座たちは、季節や時間が違えば見える位置や方向が替わるので、特定の星座を使って方向を知ることは大変難しい。

しかし、北極星だけは違う。
北極星は地球の自転軸の延長方向にあるため、季節や時間によらず、いつも真北の方角に見えます。
つまり、北極星を目印にすれば、いつでも方角を知ることができるわけです。もし、携帯の電波も届かない山道などで遭難した場合、天空を見上げましょう。
みなさんも北極星の見つけ方を知っておくと何かと便利ですよ。
カンタン!北極星の探し方
北斗七星から北極星を探すことができるので、覚えておくと何かと便利です。
北斗七星のひしゃくの部分の先端にある2星を使って、その長さを5倍ほど先の方向へ延長すると北極星が見つかりますよ。

北極星になったドゥルヴァ
ドゥルヴァ(ドルヴァとも)は、インド神話における北極星、あるいは北極星の神格化である。スヴァヤムブヴァ・マヌの孫とされ『リグ・ヴェーダ』ではヴァス神群の1つに数えられる
ドゥルヴァの神話はプラーナ文献に見られ、ヴィシュヌ信仰と結びつけられている。
それによると、スヴァヤムブヴァ・マヌの子ウッターナパーダにはスルチとスニーティという2人の妻がいて、スルチはウッタマを、スニーティはドルヴァを生みました。
しかし、ウッターナパーダはスルチに上手に操られ、ウッタマだけを可愛がりました。
父とスルチに冷遇に扱われたドルヴァはついに母のもとに行き、泣きながら母に告白します。悲嘆に包まれたわが子に母はヴィシュヌ神を信仰するようと勧めます。
そこで5歳の少年ドゥルヴァはヴィシュヌ神の恩恵を得たい一心で、1人で王宮を出て行きました。
ヴィシュヌ神の恩恵を授かるとはいっても⁇と思ったでしょう。

あれこれ考えながら、さまざまなサドゥー(行者)を横目に見ながら、森の中に入ったのでしょう。
そんな彼にナーラダ仙は「ヴィシュヌ神の恩恵を得ることはどんな苦行をしても難しいことだ」と諭されます。しかし、ドルヴァの心は揺るぐことなく、三界(天界(svarga)、地上界(pṛthvī)、地下界(pātāla))における至高に至る為の場所を探す決意は揺らぎません。
そこでナーラダ仙は彼に
オーム・ナモー・バガヴァテー・ヴァースデーヴァーヤ
というマントラを授け、ヤムナー川の近くにあるマドゥヴァナの森で瞑想することを勧めました。
幼いドゥルヴァはマドゥヴァナの森で苦行を始めました。
片足で立ちながら仙人に伝えられたマントラを繰り返し唱え続けます。
すると、その苦行によってか世界が振動し、神々を驚かせます。その振動は天界にいたヴィシュヌにも届きます。

やがてヴィシュヌ神が地上に降り立ち、至高の境地を獲得したドゥルヴァ姿を見るなり、他の星が中心として回る最も大切な場所、北極星を与えました。

実は、ドゥルヴァが行っていた苦行は、ヨーガのアーサナで実践される木のポーズ。
ヴリクシャーサナと呼ばれていますが、別名ドゥルヴァーサナ〈不動・安定・不変〉ともいいます。
苦痛や困難の状況下にあっても心が揺るぎなく、決めたことにブレない。
日々に様々な状況に、心波打っていますが、ドゥルヴァの如く、北極星の如く、揺るぎない心を保ちたいものです。
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