ネタバレありです!
マグニフィコ王が魅力的でした!2024年の推しが決定したかも…。
イケメンで大胆ででも国を守るために保守的で。
傲慢にも見えますが「少しの感謝を忘れるな」と。誰かに何かを生み出す力を与える歌を危険視するところはありますが、国のためになる願いなら叶えてくれるのに「少しの感謝を忘れるな」なら、優しいなと思います。
王様が願いを叶えてくれるので国民に質問責めに合わされたりそれで苛つくのはしょうがないと思います。
むしろそういう国で夢を忘れさせられてるといえ、他力本願な国民の方に嫌悪を抱きました。
だめだと言われていた禁術の書を開いてしまったのは良くないですが、それも国の行く末を案じた結果なのではないでしょうか。
ていうか狂った理由もアーシャの魔法の力がマグニフィコ王を不安にさせたのが原因なのでは…。
人の夢を破壊したりはいけないんですが、闇落ちする前の王様はそんなに悪いと思えないんですよね…。
主人公たちが歌ってるシーンよりマグニフィコ王が「なんて無礼な❗恩知らずめ🎵」なんて歌ってるときや闇落ちしてるときが1番ワクワクしました。
小さいときにシンデレラ城にいって怖いけどワクワクしたあの感じです。
主人公たちは革命軍だし、願いを忘れることも了承していたはずなのに「私達騙されていたの、王様に」なんてひどいと思います…。むしろアーシャ達が悪役なのでは…。
闇落ちしてからは王妃を脅したり、ひどいんですが、王妃に「今まであなたと国を支えてきたそれより大事なことなんてない」と生きたい王妃に言われてあっさり信じちゃうの可哀想です。
マグニフィコ王を倒すのはいいんですが、最後のマグニフィコ王はもう闇落ちしてないのに今まで国を支えてくれた人のことを鏡に閉じ込めたままにしてその鏡も愛する王妃によって地下牢へ…なんてひどい…!
愛してた人にあんな事できる王妃様嫌いです…。
本当に愛していたら、そんなにひどい仕打ちはできないはずです。
「この人は確かに間違っていた!でも国民のために頑張ってもいたから許して!」ってなるべきだと思います。
確かに「人に願いを叶えてもらえるかもしれない状態で願いを忘れたままより、無理かもしれないけど希望を持って夢に向かって生きる」という思想は分かるんですが…。
それにしたって今まで国民のために頑張ってきたのに❗
皆で歌ってリンチして、こんなのまさに四面楚歌だよ!
王様に味方していた裏切り者のお友達はあっさり許されていて、マグニフィコ王が全部悪かったことになってるし…。
今まで平和に生きていたのに狂ってしまった王様に言うことが「酷いやつだった」とか「顔の良い奴は信用するな」とか散々じゃん
てかアーシャが魔法の力をうまく使えないの「これから練習していけばいい」ってこの国民達、結局、他力本願ですか!
そこは「願いは自分で叶えるもの。魔法の力なんていらない!」とか言ってほしかった…。
話自体は面白かったし、悪役も魅力的でしたが、悪役が可哀想…という作品でした。
っていうかマグニフィコ王そもそも悪役なんですかね
今まで願いを忘れさせられていたとはいえ、国民もそれは了承していたはずだし、1国民でしかないアーシャを認識していて、死んだお父さんが哲学者だったことまで覚えているなんてめちゃめちゃ賢王だし…。
ていうか出会って間もない人に突然「私の祖父の願いを叶えて!」なんてアーシャ図々しいよね…。
本当になんていうか王妃やアーシャ、国民に対してこの
無礼者たちめ❗❗❗って感じでした。