私は 60歳のサラリーマン。

この 3月で役職定年を迎える。

今の職場とは来月でおさらばとなる。

だから、この時期になってこれからの人生について、いろいろ考えるようになった。

まずは、これからやりたいことについて考えるべきなのだが、これがなかなかまとまらない。

そこで、とりあえず、今自分がやっていて楽しいこと、至福の時間と感じることを全て書き出すことにした。

その至福の時間になっている事柄を全てあげて、自分の全体像を見える化し、今後の方向性を見出だすという意図だ。

その至福の時間を、計画的に生活に組み込み、ライフワークバランスを整えると、生活に張り合いができるのではないか。

それが生き甲斐の創出や、意義のある生活につながると想像している。

私の至福の時間、

まずは「新聞時間」である。

私は誰よりも早く出勤している。

それは、朝の頭が働く時に誰にも邪魔されず仕事ができるということ、もう一つは新聞を読むためである。

私は、朝コーヒーを飲みながら、新聞3紙に目を通すのが至福の時間となっている。

新聞は情報収集の重要なツールであるし、自分のアイデアが生まれることにもつながっている。

自分が読んだことのある本の著者が紹介されていると、特に興味を持つ。先日の毎日新聞に、以前に読んだ「人新世の資本論」の著者、斎藤幸平氏が大きく紹介されていた。

斎藤氏は若くして、東大の准教授だ。

本を読んで、マルクス主義が再び舞い降りてきたという感想を持った。

新聞で紹介されるということは、単に学問的評価だけではなく、社会としての評価、必要性も認識さた、ということである。

こんなことを考えながら新聞を読んでいる。

そして大事なことや、横文字はメモをとり、必ずネットで調べている。

この時間は有意義でかつ至福の時間である。

役職定年で趣味を見直す１「新聞」