2019年12月25日 クリスマス
北海道・函館では、11月30日から始まった、「2019はこだてクリスマスファンタジー」が
いよいよファイナルを迎えます。
今年も世界各国からたくさんの方々が訪れていただき、函館のクリスマスを
楽しんでもらえたと思います。
今年のツリーは、例年カナダから頂いている「もみの木」がハリケーンの影響で叶わず、
北海道産のトドマツを使っています。
ライトアップされたツリーは毎年見ている私たち金森赤レンガ倉庫スタッフも
例年以上にうっとりするほど綺麗なツリーだと思います。
クリスマスツリーのライトアップの歴史を調べてみたのですが、
その歴史は古くて、16世紀ドイツの宗教改革で有名な「マルティン・ルター」(1483~1546)
だったと言われています。
伝説によると、ある年のクリスマスイブの澄み切った夜空に、輝く無数の星たちを見て、
もみの木にたくさんのろうそくを立ました。
この美しい夜空を子供たちのために再現しようと考えたのです。
そうして、ツリーにろうそくを灯す習慣は世界に広まったそうです。
1879年ころのアメリカで「トマス・A・エジソン」が白熱電球を発明して特許を取るのですが、
その3年後に「エドワード・R・ジョンソン」が世界で初めてツリーに飾る電球を作り出し、
ニューヨークの5番街にある自宅に飾りました。
小さなツリーに飾られた、色とりどりの手吹きガラス電球は80個ほどだったそうです。
それは、電気仕掛けの台座の上で少しづつ回転し、点滅しながら灯る、
当時としては大変人々を驚かせたそうです。
厳かなクリスマスが、明るく楽しい華やかなクリスマスに変わったのです。
ロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリーはこうして楽しまれる姿になったのです。
今夜がはこだてクリスマスファンタジーファイナル。
沢山の人々を魅了したこのクリスマスツリーも今夜で見納めです。
ステキな思い出になりますように星空に祈っております。
ライターは金森赤レンガ倉庫・柳谷がお届けしました。