オイラの師匠・佑多田三斗のブログ
ただし、オイラのブログみてからね(*^▽^*)
大好評エッセイ
「おっぱいがふくらんできたんですよ」
おっぱいがふくらんできたんですよ⑪
おっぱいがふくらんできたんですよ⑪でっす!
先生の腕にすがりつき懇願する僕に・・・
「○○クン、頭あげて」
「やっぱり乳首なくなんのイヤか・・・?」
「・・・ハイ・・・いやです」
先生「ヽ(゜▽、゜)ノヽ(゜▽、゜)ノヽ(゜▽、゜)ノヽ(゜▽、゜)ノ」
先生・・・笑いまくってます
「○○クン!キミめっちゃおもろいなぁ~ヽ(゜▽、゜)ノ・・・あ。ゴメ・・・心配せんでも乳首おいといたるがなヽ(゜▽、゜)ノそら、だれだっておっぱいふくらんだら切るよ」
「キミがあんまり真剣なんで、ついつい・・・ゴメンなぁ」
「先生・・・・先生!ええかげんにしてくださいよ!これ訴えたら先生なんかなりますよ!!」
「イヤ~すまんすまん・・・ところで手術やけどな。どうする?」
「え?」
「乳首おいときたいんやろ?・・・ほんまに手術するんか?」
「難しい手術なんすか?」
「盲腸の手術みたいに簡単や」
「やります」
「よっしゃ。簡単に説明しとくとやな・・・・
摘出すんのは成長した(乳腺)や。どう取るかやねんけど・・・キミは乳首おいといてほしいって言うし、と、いうことはやなぁ・・・術後の乳首の形や傷跡目立たんようにしてほしいってことやろ?なるべく元に戻してほしいってことやな?」
「・・・はい」
「とすると、方法はひとつや。・・・えぇか?
まず乳輪に沿って缶切りで開けるようにメスを入れる。で、中にある乳腺を摘出、このときちょっと痛いでぇ。でもって乳首で蓋する・・・これはな縫合した後キズが目立たないんや。」
「どうや?これでいくか?」
「あ・・・・ハイ乳首も残るし傷も目立たないんやったらそれで・・・」
「よっしゃ決まった。ほんなら手術の日決めよ」
「はい」
こうして僕の人生初めての手術の日が決まりました・・・・
でも、この手術・・・先生が言うそんな簡単なもんやなかったんです・・実際。
つづく
おっぱいがふくらんできたんですよ。⑩
こんにちは
おっぱいがふくらんできたんですよ⑩です
フランス書院文庫から文庫化決定!
じょーだんです。
夕暮れの診察室・・・・先生と僕のその後は・・・
「先生、クスリですか?」
「うん。飲んどいて」
そうなんやぁ・・・クスリで治るんや・・・・
「わかりました。飲んだら治るんですね」
「え? 痛み止めや。痛いやろ」
「痛み止め?そら痛いですけど・・・治らないんですか?」
「治すってなんや?おっぱい元に戻すってことか?」
「先生!そうですやん!痛いより、見た目の方が重要でしょ!異常ですやん膨らんでるの」
「ちょとまて!異常て言ったな?異常やないで」
「?????なんでですのん?オトコ!オ~ト~コ!僕オトコでしょ。おっぱいふくらんだらやっぱりビョーキですやん」
「あのなぁ○○クン、病状と症状は違うで、これは病気ではないんや」
「病気やなかったらなんですのん?」
「成長や」
「火に油!火に油!「成長」ってどっちかいうたらめでたい系の言葉でしょ!おかしいでしょ!オトコ!僕オトコ!」
「女の子供が最近おっぱいが痛くってとかやったら、それはね成長なんだよ・・・・って場面ですやん!それはそれでほのずっぱいいいお話でしょうよ!けどね、けど先生・・・・」
「ぜんぜんめでたくないし!成長したないし!だいたい痛いからなんとかして!ってきたんじゃないのわかるでしょ?」
「普通凹ましたくてくるでしょう!患者は!そっちに想像いくでしょ?なんで痛み止め1週間分やねん!2週間目からどうすんねん!はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・」
「やっぱりイヤか?」
「この症状はな『女性化乳頭』ってゆうてホルモンのバランスからくるものなんや。まさに字が示すように、普通に成長してるんや。そういう自然なもんを人的に凹ませるっていうのはなぁ・・・・倫理的に・・・」
「水に油!水に油!!!も~~~無理!先生とこの議論かみあわへん!!!倫理的に?はぁ?」
「自然に?はぁ??自然でも倫理でもないやん!」
「先生!お願いやから目を覚まそうよ・・・成長とめたいんです。普通の健康なオトコとして・・・痛さなんかどうでもよくて・・・・ただ・・・ただ彼女と海いきたいんですよ・・・・なんでそこわからないかな・・・」
「へ!?その方法ってどうするんですか?」
「手術や」
「手術!」
「そう。手術しておっぱい全部取ってしまうんや」
「おっぱい全部て・・・・・どうなるんですか?」
「胸に傷跡残るだけや。乳首もなくなる。乳がんの手術と一緒や」
( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚((((((ノ゚⊿゚)ノ
「先生!!!乳首だけは、乳首だけはおいといてもらえません?お願いです!乳首は取らないで!お願いします!!」
先生の腕にしがみつき懇願する僕であった。
この時僕は、乳がんで乳房を切除する人の気持ちがまさに痛いほど実感できたのであった。
つづく
おっぱいがふくらんできたんですよ、おことわり
今!たった今帰ってきますた
スマミセン今日はかけません
明日早いんで・・・・
ねまする
次回のおっぱい話ご期待ください!
いよいよ佳境です!