眼が漫画みたいになっちゃうテレビコマーシャルを見なくなってずいぶん久しいが、私の眼が漫画みたいになっちゃったのは昨年の暮れだった。左右の目の焦点が上下に15センチくらいずれて見えて、しばらくすると戻ったが、その後に眼科を受診すると緑内障の疑いとのことだった。(眼が漫画みたいになっちゃってるんじゃね? | A.K.のへら鮒日記 (ameblo.jp))

 

その後、1月末、2月末と行くと眼圧の検査だけで終わり、3月末に4回目の受診で再度視野検査をして左目に視神経の薄い?ところがあるとのことだが、緑内障の診断は付かないようだった。(眼が漫画みたいになっちゃってるんじゃね?-その後 | A.K.のへら鮒日記 (ameblo.jp))

 

さらに4月末、6月初に行くと眼圧検査だけで、8月10日に違うタイプの視野検査をしますとのことだった。

 

8月10日(土)、10時半に来いとの指定だったので、少し早めに行こうと10時過ぎに自転車で家を出ようとすると、空気が入っていない。空気を入れてしばらく走っていると、空気が漏れて行っているらしく、途中から押して歩かざるを得ない状況になる。

 

出張に出かける朝に腕時計の電池が切れているとか、こういう感じの不具合は、起きてほしくないときに起こるもんだよなと、暑い中を自転車を押しながら考えてしまう。

 

指定の10時半に眼科医院に着くと、子供だらけで混雑している。夏休みで、プールに入ったりするから眼病に罹る子も多いのだろう。待合室に張り出されたカレンダーを見ると、明日から1週間夏休みになっている。これは混むはずだとうんざりするとともに、こんな日を指定するなよなと泣きたくなるようだ。

 

11時過ぎにようやく呼ばれて、視野検査となる。

 

視野検査には2種類あるようで、これまでは静的視野検査と呼ばれる検査を受けてきた。これは、半円状のドームを片目ずつで見て、真ん中にある黒い環状部分に焦点を合わせて待っていると、ランダムにドームのどこかが光るので、それが見えた時点で手に持ったボタンを押すというものだった。光の強弱なり明滅する位置はランダムに変わるので、緊張を強いられる感じのものだった。

 

今回受けたのは動的視野検査と呼ばれる検査のようで、これまでの検査機器よりもかなり大きな半円ドームを片目ずつ見て行くものであり、何が違うんだろうと思いながら見ていたが、真ん中の黒い環状部分に焦点を合わせて待っていることに変わりはないが、その近くにこれから映す光の点をあらかじめ見せておき、その光をドームの任意の外縁部から内側に移動させながら見えた時点で手に持ったボタンを押していく検査で、大きな強い光から、小さな弱い光まで種類を換えながら確認していくようだった。光の種類ごとに見えた位置の点を線でつないで行くと視野の範囲がわかるらしい。また、盲点の位置・大きさも確認できるようだった。私的には、この検査の方が、現れる光の種類があらかじめわかっているので、緊張感が少なく受検できるように思われた。

 

この検査の後、医師の診察を受け、眼圧を確認したのち視野検査の結果の説明があり、緑内障ではない(視野の欠損がない?)こと、眼圧が高くなることがあり得るから、その際は眼科を受診すべきこと、それ以外は1、2年に1度、視野検査を受けた方が良いとの説明を受け、私の眼科騒動は8か月間のすったもんだの末、何事も無く終了となった。

 

緑内障の治療を受ける(眼圧を下げるための点眼薬を差す治療が中心らしい)ことをなかば覚悟していたので、それが無罪放免となり、安ど感はあるが、少し拍子抜けしている。