第5話 〜古本の世界①〜
長かった6日間のお盆休み
なぁ~んの予定も無かった“門尾司”ですどぅも

やる事なく、仕方がないので…
いずれ来るであろう
マック
の為に部屋の整理でもしようかと
ずっと部屋に籠って片付けをしていたある日の事。
妻の利奈が急にオレの部屋へと駆け上がってきた

あなたぁ~

お、お父さんがぁ~


第5話 ~古本の世界①~
さっきからワケの判らない言葉を発しているの。
とうとう、ボケてしまったのかしら…

チリ紙は貸せ~

チリ紙は貸せ~

お義父さん、古紙回収でも始めるのかな

だったら丁度いいや

オレの部屋にあったこの古い本を
持って行ってあげよう

おい、司くん

失礼な
ワシはまだボケとらんぞ
ワシが欲しいのはチリ紙であって古本ではない

古い本ならブック○FFにでも持って行きなさい

…ついでにワシの古本も持って行ってくれ

って、結局使われるオチかよ

まぁいいや、どうせヒマだし…

多少のカネ稼ぎにもなるしなwww
…と、オレは
愛車マシンデカイダーへと乗り込み
隣町にある
ブックショップ
へと古本を持ち込みに行った


いらっしゃいませ~。
買い取りですね。少々お待ちください。
…と受付の店員がオレの持ち込んだ紙袋を
査定し始めたその時だった

あ"っ~この本は買い取りが出来ないですねぇ~…

な、なにぃ~

買い取り出来ないだトォ~


わざわざ持ってきたのに
何故買い取り出来ないんじゃゴルァ~

すいません。
こんなボロい本は買い取りが出来ないんです…

申し訳ございません。
…って、おいおいおい。
そこをなんとか頼むよ。
わざわざ隣町から持って来たんだ…
少額でもいいから買い取ってよ

バツです

無理ですね…
処分されるのなら無料で引き取りは
させていただきますけど…
テ、テメェ~ナメてんのか

捨てるくらいならこんな遠くまで持ってくるか。
だったら地域の古紙回収の日に出すわい

…つか仮にもオレはここのカード会員だぞ。
このカード使ってもダメか


無 理 で す ね。
カチーン…
オレの怒り
が頂点に達そうとしたその時…“カケイ”ボックスが反応し
オレはカケイボへと姿を変えるのだった

カ、カ、カ、カケイボ


き、キサマはカネンナイダー

どうりで少額でもカネが欲しいわけだ。
しかし、そんなボロ本の買い取りはストップ
しているので諦めてとっとと帰りやがれ~

…でないと痛い目に会うぜ

あ、ボロはチェンジ




…驚くことにコイツも姿を変えやがった

後半につづく
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