日本橋タカシマヤで、
犬塚勉さんの展覧会をやっていると聴き、
14日の水曜日、うなぎを食べ行く前に観て来ました♪
犬塚勉さんは、多摩を愛した画家で、
晩年は五日市で過ごしました。
多摩丘陵や、奥多摩を描いた作品を多く残しています。
2009年に「NHK 日曜美術館」で紹介されたころで、
注目を集めるようになりました。
「私は自然になりたい」
とにかく自然に尊敬の念を持ち、
己を自然と一体化していく・・・。
犬塚勉さんの制作ノートにはこんな言葉があるそうです。
「自然を描くのであって風景を描くのではない。」
チラシに使われているのは、
代表作「ひぐらしの鳴く」(一部)です。
あまり高くない視点で、
目の高さから足元を見たような構図です。
空もなく一面草原の絵。
縦97cm、横260.6cmにもなる大作です!
穂先の極めて細長い「面相筆」で、
草木一本一本を超緻密な描写による“密度”の高さで、
目に見える自然そのままの“密度”を再現。
とにかく近くで観ると、
そのあまりの“密度”の高さに圧倒されます!
絵画浴とよく言いますが、
草や土の臭い・・・バッタが飛び跳ね、蝶が舞う!
まるでその場にいるような錯覚を起こします。
本当に素晴らしかった♪
他にもため息連続の“自然”の絵もありましたが、
個人的に全く違う画風のものとして、
強烈なインパクトを残しのが「観世音」という作品です。
登山に向けてのトレーニングや、
精神鍛錬を行う中で、
仏教美術にも関心を持ち始めたということです。
仏像好きの私の心を鷲掴みにした作品です。
9月26日(月)までの開催です。
あなたも本当の意味での「絵画浴」そして、
「自然浴」に出掛けてみては如何ですか?
⇒ 犬塚勉展(日本橋タカシマヤ)
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多摩地区を散策などで愉しむサークル『三多摩エンジョイ倶楽部』
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被災された皆様に、少しでも「希望」という光が届きますように。。。
継続した支援が大切です!
⇒ 日本赤十字社 東日本大震災義援金 寄付