衣食住と三大欲求に共通するもの。それは食(食欲)。
あえて言うまでも無いと思うが、これが一番大事な事だと思う。
昨今では食育なる言葉も出来るほどである。
単に食べれば(食べさせれば)いいというものではないという事だ。
衣住に関しては多少貧しくても後年笑い話にできなくもないが、
食は全然違うという意味で別格だ。
今の日本においては食が貧しくても餓死まではなかなかいかないが、
栄養面(成長)を考えると食べれば(食べさせれば)いいという話ではない。
また、栄養学的な面以外から考えても食の大事さが判る。
親が子に食事を提供するという事は他の動物にも見られる
根本的な行動である点も要注目だ。
実際、母が朝食事を作る音で目を覚まされ、うるさいなぁと思いつつ、
ありがたいなぁという気持ちが勝って文句を言えなかった経験は
誰しもあるだろう。そういう気持ちの部分を含めて食の大事さがある。
ここまで来ると食と言う行為そのもの以外にそれに連なる過程も
大事なのが判る。
振り返って現代の日本。
前述の通り基本的に食に関して困る事は無い。
でもどうだろう、行為としての食は困っていないが、
食へと連なる過程は疎かになっているのではなかろうか?
私はこの疎かになった部分が家族の絆、親子の絆に
かなりの部分で悪影響を及ぼしているのではないかと思っている。
追記
今後『自然と人間』をテーマ(?)にブログを書こうと思う。
自然を見ているとかなり勉強になる部分がある。
人間の作った部分で楽しむのもいいけど、都会生活者は
たまには自然に身を任す生活もした方がいいと思う。