【実現のために】

厳しい夏合宿を乗り越え、悲願の関西インカレ総合優勝を達成してから早くも2週間が経過しました。全日本インカレまでに残された時間がない中で私はサポートメンバーとして何が出来るかを今一度考え直しました。私含めほとんどの1回生にとって江ノ島は未踏の地です。どのような風が吹き、どのような波が我々の前に立ちはだかるかも分かりません。私自身、そのような場所で72艇という見たことの無い大きなレースを見ることが出来ることに心踊らせると共に、何が起こるか分からないという不安もまたあります。その中で私は2つのことが重要であると考えます。
1つ目は主体性も持って常に最悪の状況を想定して準備を徹底する事です。江ノ島は西宮とは全く違う環境であり予測しえない事態が発生する可能性が大いに高まります。そのための準備は不測の事態へ迅速に対処する事を可能にし、プレーヤーが無駄な心配や不安を抱えることなくレースに集中する事が出来ます。また先日「全日本インカレでは今までで最も事前準備が重要となる」と西村コーチよりご指導をいただきました。西宮でも嫌になるくらいの準備を行うことで安心してレースに臨むことが出来ると考えます。
2つ目は常に笑顔で元気溢れる姿を先輩方に見せることです。どれほどレースで厳しい状況に陥っても我々サポートメンバーが笑顔でポジティブな雰囲気を作ることがチームとして勝つために重要だと考えます。私は4回生の先輩方が最終レース後陸に帰ってきて今までで1番の最高の笑顔と勝利宣言を見せてもらうことのできるよう私も最高のサポートを実行します。
最後になりますが、日頃よりご指導いただいている監督やコーチ、OBOGの皆様、また我々の活動にご理解、ご支援いただいているご父兄やファンの皆様への感謝を目に見える形で体現できるようチーム一同全日本インカレ総合優勝の実現に向かって邁進してまいります。これからもご声援の程よろしくお願い申し上げます。

関西大学体育会ヨット部1回生 鍋谷竜之介