平成30年春卒業予定で企業の内定を得た大学生のうち、内定を辞退した割合を示す「内定辞退率」が10月時点で64・6%だったと、就職情報サイトを運営するリクルートキャリアの調査で分かった。

 

 人手不足を背景に学生は売り手市場で就職先の選択肢が拡大する一方、企業、特に中小企業の新卒確保が一段と厳しくなっている。

 

 辞退率は、内定を得た学生のうち、企業に辞退を申し出た割合。不況で採用が減り、景気が改善すると求人は増え、辞退率は上がる傾向にある。

 

 

 新卒の学生は企業を選べる時代になった。それは、今後の企業対策として魅力ある環境作りが必要になるだろう。これから企業にとっては成長するためのきっかけとタイミングが今なのでは。

 また、企業に属する中間層(40代前後)が基盤と待遇の魅力作りの頑張り所といえよう。