レンズが欲しい・・・ | そうべいのブログ

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やはり写真の基本はレンズだと考える頭の古い私・・・。
銀塩カメラの時代からカメラ本体は何年かおきにリニューアルされるが(デジタルの場合は毎年!)、
レンズは早々に毎年のようにはリニューアルされない。

良いレンズを一本買えば一生使える!

というのが私の持論。

がっ!

そのチンケな私の法則がデジタルになって見事に崩壊した。

デジタル写真できれいな写真を撮ろうを思えばそれなりにスペックの高いボディが要求されるようになった。
画像を捉えるセンサーの質やそれを最大限に引き出す内部エンジン、ボディの強度等も大切である。


銀塩時代、ポジフィルム(=スライドフィルム)で撮影するのが主だったころは、いくら良いレンズであっても古い設計のレンズを使うことを避けてきた。

発色が悪いからだ!

新しいレンズが発売されればポンポンと買い換える(=何と景気の良かった時代・・・涙。

デジタルになっても”良いレンズ(=新しいレンズ)は写りが良い!”と思っていたが決してそうではなかった。
ボディもそれなりに良いものが要求される。

で、作例

去年の秋の東京競馬場で撮影。
写真はキヤノンのEOS30Dというふた昔前のデジタル一眼レフ。APS-Cサイズのセンサーで820万画素。
発売当時は198000円だったと思うが、安いと思っていきなり二台買った覚えが・・・。
もちろん、その後フラッグシップ機のMarkⅡ-Nも二台所有するのである・・・。
現役を退いたEOSD30は今では長男・9歳牡馬のカメラとなっている。

使用したレンズは三本。値段の安い順にSIGMA18-50、キヤノンEF24-105、キヤノンEF24-70の順。
イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

撮影したのは東京競馬場のメインスタンドの中。もちろん大きな屋根があり、日陰の中で撮影している。

・・・日陰での撮影というのにフレアーが出てしまっている・・・。

「フレアー対策にはレンズフードが有効」なんてもっともらしいことをカメラ雑誌で書いているが、
そんなモンはインチキである。もちろん撮影にあたってはすべてレンズフードをかぶせている。
大きく張り出したスタンドの屋根の下(=日陰)での撮影でこのフレアーぶり!

東京競馬場の大きなスタンドの屋根よりも大きなレンズフードを装着しなければならないのかっ!?

肝心の写り具合であるが、値段の安いシグマが一番マシ!
フレアーが押さえられコントラストもある。その分ハイライト部分が飛び気味ではあるが。
二番目は24-105。細部のディテールが良く出ている。
一番だめなレンズは一番高いEF24-70。全体的に紗がかかったような画像・・・。
レンズの色も反映してか全体的に黄色い・・・。
”高額レンズ=高画質”とはいかないようである。
むしろ”設計の新しいレンズ=高画質”という図式。

まだF値(=明るさ)の暗いズームはマシなほうで、これがF値1.4や1.2などの大口径レンズになると
まるでお話にならない画質。

Webやカメラ雑誌等で撮影されている作例は”バッチリライティング”でのかわいいおねぇ~さん撮影や
”どピ~カン”の日の街角スナップがほとんど・・・。そんな状況では携帯電話のカメラでもよく写る。

問題なのは厳しい状況での撮影。


同じような撮影を何度かしたことがあるが、フレアーだけがどうしても消えない・・・。
自宅の室内から窓を全開にして室内から撮影した際もフレアーが出た・・・。
EOS1DMaekⅡNでも同じ結果。MarkⅢになり少しは改善されたようであるがやはり納得はいかない。
キヤノンの所有のレンズ、すべてをオーバーホール(レンズ交換)ボディもチェックしたがダメ!
1割ほど改善された程度・・・(涙

当時のキヤノンサービス曰
「デジカメの場合、センサーがどうしても光を反射してしまうのでボディ内反射を起こしてしまい
こうした状況での撮影は苦手ですね・・・。センサーに取り付けられたフィルターの改善、
レンズのコーティングの見直しで改善していく予定ですが・・・」
とおっしゃっていた。

が、なかなか改善されず、新しいレンズもこの年末になりぽつぽつ発表された程度・・・。

「高い金をかけてこの画質かぁ・・・」と悩んでいた頃に発見したのがオリンパス。

カメラボディ、レンズともに”完全デジタル設計!”
これは心強い。

これでもうフレアーとはおさらばである。ボディ&レンズが完全デジタル設計なのでレンズを通して送られてくる光に無駄がない。その分発色も優れている。オマケに安い(=結局、最後はそこかいっ!


デジタルカメラにはデジタル専用レンズを使わなければならない・・・。

やはり、デジタルになっても写真の基本はレンズなのである。



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