先日、私、写真人と同じくらいアホな弟子を銀座まで連れて
森山大道の写真展を見たからそう思うのかもしれない。
どの写真もキレイに”写り過ぎている”感がある。
もちろん、きれいなおねぇ~ちゃんの写真が中心のグラビア誌や、
カタログ的女性誌は別ではあるが・・・。
晴天の日、曇りの日、雨の日、雪の日、朝焼け、夕焼け、夜景・・・等々・・・。
写真を撮るシチュエーションは様々であるが、どれもただキレイなのである。
ノイズがない、カラーバランスを整えられる、ピントがドンピシャ・・等々・・・。
写真に臨場感がなくなってきている気がする。
携帯で撮影した事故現場の写真なんて意外とその場の臨場感が出ていて好きなのだが・・・。
ピンボケ、ノイズ、カラーバランス、どれもが崩れていて
いかにもとっさに撮影した雰囲気が出ていたりする。
生々しさがあるのである。
E-3&Lightroom2.0
ISO1600&かっこ悪い50-200レンズにx2のコンバーターで撮影してみる。
ピントはハズレ、カラーバランスは崩れ、ノイズが出まくりと思いきや
全然キレイなのである。
ノイズがほとんどないっ!!
もちろん、ISO100と比べればかなりノイズが出ているのであるが、
まだまだ自分が欲しいノイズが足りない・・・。
あえて、ノイズたっぷりの写真を雑誌に掲載しようと思ったのであるが、
思ったよりきれいだったりする。
撮影の瞬間を大切にする私、写真人、撮影後にPhotoshop等でいじることはほとんどしない。
・・・仕方ない・・・今度はISO3200でノイズを出してみるかっ!?