その、ほとんどが左回りである。
トラック競技に関しては、紀元前のギリシャの時代から左回りで走っていたようだ。
何故、左回りなのか!?
イギリスの偉いスポーツ学者のオッサン曰く、
人間の心臓が左にあるため、その心臓を軸にしたほうが運動しやすいとの事だ。
競走馬はどうなのだろう!?
全世界的に左回りが主流。
私、写真人が知っている限りでは、右回りはアジアの競馬場に多い。
今週ジャパンカップが行なわれる東京競馬場は左回り。
マツリダゴッホ。
強い馬の一頭ではあるが、右回りに実績が集中している。
左回りでは一勝もしていない。
かと言って、左回りが不得意ともいえない。
馬が未完成だった三歳時に2戦(4・7着)。調教代わりに使った去年の天皇賞秋が15着。
この3戦しかない。これだけでは左回りが不得意とは断定できない。
で、国枝調教師登場。
直接話しを聞いてみた。
「先生、競走馬って基本的に”右回り、左回りの得手不得手”なんてあるんですかね?!」
と私、写真人。
「基本的には右が得意、左が得意なんて事はないね。どちらでも走れる体であることには
違いないけどね・・・。ただ、右回りだと”内へささる”とか、左回りだと”外へ膨らむ”
なんていう”口向きの悪さ”はある。肢体自体に右、左は関係ない・・・。
生まれつき右しか走らないなんてこともないんじゃないかなっ。」
「マツリダゴッホ自体、口向きはどうなんですかね?!」
「悪い馬じゃないよ。コーナリング、直線に向いてもよれる事がないからね。」
「私、写真人自身、マツリダゴッホには右も、左も関係ないと思うんですけどね・・・。
ただ、いつも右回りばかり走って一着になると、馬が”競馬ってそんなもんよ”って
思い込むところがあるような気がするんですけど・・・」
「確かにそれはあるね。左回りでしか競馬をしないアメリカなんて
特殊なハミ(=名前を忘れた)をかまして、”左周り仕様”にして
調教から、レースまで走っているからね・・・。内にささるとか、外へ膨らむなんてことはまずない。
ただ、そうして走ってきた馬はどうしても右回りには抵抗があるだろうね。」
「・・・ずばり、マツリダゴッホは左回りは不得意なんですかね!?」
「下(=調教)で見ている限りは左回りが不得意とは思えないね。
見ているだけではわからないものだよ。ちょっとした口向きのクセなんかもあるし・・・。
そ~ゆ~ことなら騎手に直接聞いてみると良いよ。我々より良く知っているはずだから・・・。」
騎手=蛯名・・・私、写真人が苦手な騎手の一人。
歳が近いから話やすいハズなんだけどね・・・。蛯名はど~~も・・・・。
ただ、オールカマーが終わった直後、専門誌の取材に対して
「本格化した今は、右も左も関係ない」
とおっしゃっていたような・・・。
で、生産者の岡田牧雄は以前、
「左回りはダメなのかなぁ~・・・。ジャパンカップを勝ってくれるようだと、
海外遠征も考えるだけどね(=ニュアンス的にはJCはダメでしょ・・・という感じだった・主観)。」
今週、美浦でいろいろ話しを聞いた限りでは、やはり昨年同様有馬記念で勝負のようである。
ただ、この馬の持ち味、4コーナーで5番手以内なら勝負になると思う。
・・・とはいえ私、写真人はマツリダゴッホは中山でしか買いません!!
やはり、ここは石橋&Mサムソンでしょう!
来年の天皇賞(春)で買いたい気がするけど、勢いを買ってスクリーンヒーローも・・・。
こちらは吉田 照哉お気に入りの一頭なのです。
あとはオウケンブルースリ、トーホウアランあたりかなっ!?