内田 博幸 | そうべいのブログ

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内田とは大井競馬に所属していた頃から、お世話になっている。
その当時、ある雑誌で師匠の赤間元調教師(当時調教師)の連載をやっていたからだ。
競馬関して実直で物静かなタイプだと思った。
それでも、結構話をしてみると面白い男だったりするのだけど・・・。
師匠の赤間師を心から崇拝している男。

美浦トレセンで”某大手オーナークラブ”の人間にあった。
「最近、良く内田を起用しているけど評判はどうなの!?」
と私。
「評判は上々ですよ、社内でも会員様の間でもね・・・。
ただ、レース後のコメントを取ったりする時になかなか上手くしゃべってくれなくて・・・」
・・・内田は人前では決して自分を見せないタイプ。
馬ごみを嫌う馬はいるが、内田は”人ごみ”を嫌うタイプかも知れない。

そんな内田にアルナスライン(=アルゼンチン共和国杯)について聞いてみた。
弱い馬の一頭であるが、どこまで弱いのか!?
”ジリ脚”なんて思っているがどうなんだろうか??
興味があった。ぼちぼち人気をしそうな馬なので今後の馬券対策にもなる。

「道中、すんなり上がっていって直線、坂を上がったあたりからバッタリ。
距離の壁じゃないよね・・・」
「返し馬から”走る馬だな”(=初騎乗)とは思っていたよ。
スタートしてからもすんなり競馬を運べるし、4コーナーを回っても
スムーズだったしね。ただ、最後の日ひと踏ん張りが利かなかった・・・。
追うほどに伸びない・・・。現時点では腰のあまい馬という印象があるね。」
「いわゆる”ジリ脚”とは違う?」
「ジリ脚ではないね。むしろ長く良い脚を使える馬。距離は長いほうが良い気がする。
腰のあまさがあるので、結構斤量泣き、重馬場も不得意かもしれないね。」

腰のあまい馬。

これは乗った人間でないとわからない。
決して体型だけでは判断できない事だ。
調教もばんばん坂路をやるより、ウッドチップのようなコースで
長めをじっくりやるほうが良い。坂路ばっかりだと余計腰に負担がきてしまい、
疲れが残りやすくなる。あまい腰はなかなか強くはならない。

「腰がパンとしたら、かなり強い馬になると思うよ。」
と内田。
パンとした腰になったかどうかはこれまた乗ってみないことにはわからないのであるが・・・。

調教の間の一休み、内田はその他、競馬に関して面白い話をしてくれた。
書きたい事も山ほどあるのだが、公には出来ない事が多かったのでやめておく。
知りたい人は内田本人に聞くと良い。

話をすれば実に面白い男。聞き上手でもあり、話上手でもある。


来年から内田は本格的に活躍しそうな気がする。
関東リーディングのトップを走るのではなかろうか・・・(150勝ライン)。