ファイバーポストの支台築造後、その周囲の形を整える操作に移る。


支台歯形成という。


因みに、根管充填までは保存治療。


支台築造以降は補綴治療と呼ばれる。


さて、歯に冠を被せるために行う支台歯形成だが重要なステップがいくつもある。


ただ単に、小さく削っているわけではない。


実際をステップ毎に述べてみたい。


ここで対象歯は神経を取った失活歯ではなく、生活歯で、且つ両隣在歯、対合歯共に存在すると仮定する。

使う器具は5倍速のエンジンにダイアモンドポイント。当院ではエアータービンは全く使用していない。


5倍速のエンジンの方が微妙なスピード調整は可能だし、トルクもあり、ぶれない。現在、エアータービンを使う利点はどこにも見当たらない。


さて、まず最初に削るのは咬合面、いわゆる対合歯と咬みこむ面から削り始める。




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《新御茶ノ水駅から徒歩3分の神田錦町歯科》