こんばんは。
先日はパーシモン通院記録(検査編)の記事にTwitterやInstagramでコメントやメッセージをいただきました。
ありがとうございます!

検査結果ブログが遅くなったことでご心配をおかけしてしまったこと、ごめんなさい。



今朝の小春とパーシモン。
パーシモン、元気にしております!

というわけで検査結果についてです。
以下、長文です。


3月11日(土)
パーシモンの内視鏡検査から6日後、検査代の支払いへ再び日本動物高度医療センターへ行ったところ、
10日~二週間かかると聞いていた病理検査の結果が出たとのことで、先生のお話を伺うことができました。

病理検査の結果です。
・胃:慢性胃炎(重度)
・十二指腸:慢性十二指腸炎(中程度)
・回腸:リンパ腫(低グレード)
・結腸:慢性結腸炎(軽度)

というわけで、予想されていた通り慢性胃炎・慢性腸炎・リンパ腫でした。
ただ、それぞれにグレードがあり、一番心配していたリンパ腫は低グレード。

2月の終わりに掛かりつけの病院でリンパ腫かもしれないと言われて、すぐに調べたんですよね「リンパ腫」を。
ネットで調べて出てきた多くの情報は結構ショッキングな内容でした。
もし、パーシモンが本当にリンパ腫だったらどうしようと考えると悲しくて、
ここ数週間は、仕事が終わって会社を出ると一気に気持ちが仕事モードからオフモードになるのか涙が溢れてきて、
家に帰ってもお風呂に入る時間・寝る前の時間、リラックスしているときなのかな、そんなときも実は泣いてばかりで。
まだどうなのか分からないのにネガティブ過ぎて、そんなとき話を聞いてくれたりメッセージで励ましてくださった方々…、本当にありがとうございました。

そう、とってもネガティブになっていました。
結果は低グレード。
今の動物医療では完治することはできなくても、治療を行っていくことはできるとのこと。
ネットに出ている多くのリンパ腫の情報は高グレードの事例だそうです。

また、少し前までパーシモンのような症状の犬の病気は「腸炎」でひとくくりにされていたことも多く、
「リンパ腫」なのか「腸炎」なのか(パーシモンはその両方だけれど)でそれぞれの病気に合った治療が行われないこともあったそう。
例)リンパ腫の子に、腸炎の治療をしていてもよくならないとか。
ただ、低グレードのリンパ腫の治療というのがまだまだ確立されていないそうで、パーシモンの今後の治療も様子を見て行っていく感じです。
リンパ腫なので、これから抗がん剤の治療も始まりますが、低グレードは数日に一度の飲み薬でよいそう。

不安な気持ちが完全に拭えたわけではないけれど、結果が分かり大分気持ちも落ち着きました(私の)
犬の病気を検索してこのブログに辿り着いた方もいると思います。
そういう方へ…焦る気持ち、不安な気持ちはあるでしょうがまずは落ち着きましょう。

日本動物高度医療センターで、検査結果が分かる前 暫定的に処方されていた薬がこちらです。





粘膜保護剤・胃薬・ステロイド・抗生剤
幸い、どの薬も素直に飲んでくれるパーシモンでよかったです。

いただいていた薬が3月19日までの14日分で、検査結果も出たのでこの三連休前に掛かりつけの獣医さんのところへ行って、血液検査と今後の治療方針について相談してきました。
またブログが長くなってしまったので、今後のことは別ブログで。


一応最後に、低グレードのリンパ腫というのは、高グレードが無治療だと余命数ヶ月であるのに対し、無治療でも数年生存の症例もあるものです。

だから、治療を始めたパーシモンのこと、どうか心配しないでください。
そしてパーシモンのことを、保護された当時・里親募集中から見守ってくださっている方の中には、10年間の劣悪な環境のせいでこんなことになってしまったのでは?と心配してくださる方もいると思います。
私も、ネガティブになっていた数週間、ふとそんなことが頭を過ぎりました。
やり場の無い怒りというか、良い環境でパーシモンが過ごせていたら、こんなことにならなかったのでは?と。
でも、私が病院の先生に言われたのは、パーシモンのこの症状は年相応に起こったことだと思いますとのことでした。

本当のところは分かりません。少しぐらい過ごしてきた環境の影響はあるかもしれません。
ただ、私が知らないパーシモンの10年間を憎むのではなく、これからパーシモンと一緒に過ごす何年間かを前向きに考えて行こうと背中を押してもらったような気がします。
なので、パーシモンをずっと見守ってくださっている方にも、そんな温かい気持ちでこれからも見守っていただけたら嬉しいです。

私がこうしてブログを書いている間にも、高グレードのリンパ腫をはじめ、重い怪我や病気と戦っているわんちゃんやご家族がいるわけで。
少しホッとすることができた自分たちはなんて恵まれているんだろうと思います。
全てのわんことそのご家族が、一日でも一緒に幸せに過ごせることを祈ります。