金沢市のバイオリン教室
かなう音楽教室 講師の根来かなうです
生徒さんの今後の予定をじっくり考えながら
思い出したこと
初めてヴォルフ先生にあったのは18歳の夏、
Vorspielという先生との初対面で演奏を披露した日、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場の地下のオケの練習室で、わたしの演奏を一通りきいた先生が
「キミの右手はふにゃふにゃで力がない。柔らかすぎる。弓の持ち方も改善しないと。
音程も安定感がない、左手の強化も必須だ。
キミはいくつだ?18歳?そう、なら今すぐにこちらで勉強をはじめなさい。今年の入試は終わったから来年の入試にむけて準備をはじめよう。いつからこれる?いや、でもボクは、来月日本ツアーで約1ヶ月日本にいるんだ。そうだ、日本にいる間もレッスンをしよう。品川プリンスホテルに泊まるんだ、9月の○日からだよ、キミの携帯の番号をきいておこう。レッスンできる予定がわかれば電話をするよ。今演奏してくれたバッハを中心にレッスンしよう。その時に楽譜を持っていくよ。あとテクニックをつけるためにもいろいろ準備をしていこう」
ゆっくりと、わたしの目を見てわかりやすい英語で話してくれたあの日のことは鮮明に覚えています。
その後日本に大量の楽譜とともにやってきた先生、コピーも全部しといてくれて先生とのレッスンが日本でスタートした。
1ヶ月の間に約5回のレッスンを受けて毎回ヘトヘトだったけど、
ドイツ語も勉強しながら必死だったあの頃
わたしはとにかく東京芸大の受験に失敗して凹んでたんだっけ。。。
かなう音楽教室のレッスンは
その頃身につけた演奏法を惜しみなく教えていきます。
最初は優しかった先生だけど、ドイツに行ってからは何度も同じことを注意させてしまい何度ブチギレられたかわかりません、、、
マルクス・ヴォルフ教授当時43歳くらい…そりゃまだまだ激アツだったに違いない。
でも今自分の音色に自信が持てるのはあの時あの技術を細かく教えていただけたから。
その時思ったよね
落ち込んでいる暇はない時間はどんどん進む、1秒を大切にいきないとって。
あの日を思い出してわたしも練習に励もう
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