2、3年前に当時好きだった(アニメ ひぐらしのく頃に)について書いたSSを載せています。
内容はとても粗末で公表するつもりは全くありませんでしたが、消すのも惜しい為再掲載しました。
素人が書いた作品なので色々と問題ありますが、興味のある方はどうぞ読んでみて下さい。
また、アメンバーさん限定の作品は過激な表現が含まれているため、未成年者の購読はおすすめ
致しません。

=========================
作品時系列


◎圭梨花シリーズ 
圭一×梨花の物語です。 

1 愛実り編

2 
胸育ち編

3 
絆深め編

4 
とある前原家の出来事

=========================

◎圭羽入シリーズ 
部活の罰ゲームから始まる、圭一と羽入の恋話です。 

○千年目の恋

=========================
◎過始め編 
羽入と梨花が初めて会う物語を書いた話です。 
ひぐらしのなく頃に絆 第四巻 絆が出る半年前に想像で書いた作品なので、今読み直すと正直変な所があります(笑) 
・・・・と言っても、言祝し編と違う時間軸なのでいいのかな?

過始め編

=========================
◎ひぐらし外伝シリーズ
キャラ崩壊が激しすぎる作品の為、外伝扱いにしています。 
○○描写が含まれるので、苦手な方はこの機会に克服されると良いと思います。 

・・・・・・冗談です。 
苦手な方は、ブラウザの戻るを押して下さい。 

※この作品はアメンバーさん限定にさせて頂きます。

結ばれる絆

過酷噺し編

夢落ち編


=========================

◎半分の月がのぼる空 
ライトノベルで絶大な人気を誇った半月の二次創作SSです。 
自身、とても好きな作品で、SSを書くキッカケになった作品でもあります。 
短編で、しかもSSを書き始めた頃の作品なので、とても変です

卒業

婚姻届


=========================

最後に.............
なお、本作品が原因でトラブルが起きても一切の責任は負いません。
全ては自己責任でお願いします。






























=========================
※産業廃棄物

○黒歴史編




僕と里香は伊勢市役所に向っていた。

わりと、僕は落ち着いていたが、里香は緊張しているようだった。

緊張した里香の顔をカメラに収めたくなった僕は、里香に、写真撮らせて。と聞いた。

「いや」

「いいじゃん一枚ぐらい」

「絶対いや!」

こんな緊張してる顔を撮られるのは、里香のプライドが許さないのだろう。

これ以上聞くのは止めよう。僕はそう思い、里香の手を引き、再び歩きだした。




里香が学校を卒業してから1ヶ月────

先日、僕は里香の母に会いに行った。もちろん一人で会いに行った。大事な話をするために・・・・・・

里香の母は僕が会いにきた理由を察しているようだった。そのおかげて、僕の緊張が解けた。

僕は、里香の母に頭を下げながら言った。

「里香さんと結婚させて下さい!」

里香の母は黙っている。僕の方を見ながら黙っている。──やがて、里香の母から話してきた。

「里香の為に覚悟してくれたのですね」

僕は言った。

「はい」

僕が答えると、里香の母は深く頭を下げながら言ってくれた。

「里香を・・・・・・よろしくお願いします」

僕は言った。

「里香さんを・・・・・・いや、里香を必ず幸せにします」

里香の母は、頭を下げたまま泣いているようだった。僕はこの人から里香を奪ってしまった。そう考えてしまい、一緒に泣いてしまった。




伊勢市役所に着いた。さっきまで、わりと落ち着いていた僕も、市役所を見たら急に緊張して、胸がどきどきしてる。

里香を見た。里香は僕を見てたみたいで、僕達は目が合った。

「ふふふ」

「ははは」

この緊張に耐えられなかったのか、里香は笑いだした。それにつられて、僕も笑ってしまった。

僕は里香に、さあ行こう。と言った。里香は、うん。と言って繋いだ僕の手を強く握ってくれた。

僕達は手を繋ぎながら市役所の中に入った。僕は目的の場所を探した・・・・・・あった。『戸籍住民課』と書かれた場所は、一階の入口からすぐのとこにあった。

「祐一・・・・・・」

里香が僕の手を引っ張る。どうやら里香も見つけたようだ。

僕達は戸籍住民課と書かれたカウンターに行った。

カウンターの向こうにいる職員が僕達に気付いたらしく、近づいて言ってきた。

「ご用件はなんでしょう」

「こ、婚姻届はここに提出すればいいんですか?」

緊張のあまり、僕の声は見事に裏返った。それを聞いた里香は、下を向き肩を震わせながら笑っていた。

「婚姻届はお持ちでしょうか」

「はい」

うん。今度は裏返えらず返事が出来た。僕は、あの婚姻届を職員に渡す。

「これです」

「記入漏れ等ないか確認しますので、あちらで少々お待ち下さい」

職員が示した場所には座席が並んでいる。僕達は移動した。里香は、まだ下を向いて肩を震わせている。僕は里香に言った。

「おまえ、いつまで笑ってるんだよ」

返事がない

「里香!」

僕はそう言って里香の顔を見た。

──里香は泣いていた。

僕は驚いた。てっきり笑ってるいると思っていたから・・・・・・

やがて、里香は話しだした。

「祐一・・・・・・ありがとう。」

「ん?」

僕には里香の言葉の意味がわからなかった。だから黙って聞いた。

「ずっと緊張してたけど、祐一の声が裏返ったのを聞いたら可笑しくって緊張が解けちゃった」

「うん」

「そしたらね・・・・・・悲しくなっちゃった」

「うん・・・・・・」

「私は幸せ。誰よりも幸せ。優しい祐一が傍にいるから・・・・・・そんな優しい祐一を置いて、私は先に死んじゃうんだ。と思ったら涙が止まらなくなっちゃった────」

里香は死んでしまう。来年かもしれない。再来年かもしれない。いつまで生きれるかわからない。

しかし僕は里香と生きる道を選んだ。とっくに覚悟していた。僕は里香に言った。

「里香!」

里香が僕を見た。

「ありがとう里香。これからも一緒にいろよ!」

里香は言葉に込められた僕の決意と覚悟を感じとってくれたみたいだった。涙を拭き、笑顔で言ってきた。

「うん」




そのあと職員に呼び出され、婚姻届に問題がない事を知らされ、受理してよろしいですか? と聞いてきたので、僕達は同時に言った。

「お願いします!」

婚姻届は無事受理され、僕達は夫婦になった。

僕達は市役所の外に出た。四月だというのに日が暮れて肌寒くなってきた。

「ねぇー祐一」

里香は僕を見つめて声をかけてきたので応えた。

「どうした?」

「私・・・・・・今から砲台山に行きたい!」

普段の里香なら当たり前のように、連れて行きなさい。と言う。でも里香は僕に申し訳なさそうな顔で言ってきた。

ここから砲台山までは結構な距離があり、もうすぐ夜になる。四月だと言うのに今日は風も冷たく肌寒い。里香の身体を考えるなら駄目に決まってる。でも僕は・・・・・・

「行こうぜ、里香」

そう言って僕は手を伸ばす。里香は嬉しそうに手を受けとった。僕達は砲台山に歩き始めた。

やがて景色は暗くなり、空には半分の月が見えた。月の光に照らされた里香は宝石の輝きが褪せて見えてしまうぐらい輝いている。本当に美しいと思った。

もうすぐ頂上。里香の歩調が少し速まった。僕は里香に歩調を合わせた。

──僕達は着いた。里香は大砲の砲台に近づいた。あの時と同じように里香はコンクリートの塊を見上げた。

「登るか」

「うん」

里香は嬉しそうに頷いた。僕は里香の身体を抱きかかえた。隠れ筋トレの努力で、里香を台座の上に押し上げることに成功した。続いて僕も台座に登った。

伊勢の夜景が見えた。高いビルもない寂びれた町だ。ここで僕達は三年間暮らしてきた。そしてこれからも暮らしていく。

僕は里香を見た。半分の月に照らされた里香は本当に美しく、無性に抱きしめたくなった。だから抱きしめることにした。

「里香、こっちに来いよ」

素直じゃない里香は、きっとあの時と同じように、お前がこい。と言うと思ってた。でも里香は素直に僕の傍にきて見つめてきた。僕は両腕を広げて言った。

「おいで」

「うん」

里香は頷き僕の両腕に包まれた。そして僕と里香はキスをした。

「先に死んじゃうけどごめんね」

「うん」

「祐一の人生を滅茶苦茶にしてごめんね」

「うん」

「祐一・・・・・・」

「里香・・・・・・」

半分の月の下で僕達は、再び唇を重ねた。

僕はこれからも里香を────する

今日は良い事が2つあった。

ひとつは、去年入社した会社の給料が昇給した事だ。

一流とはほど遠い三流の会社で、僕は率先して仕事を頑張った。昇進の話もあるが、これは予定で終わるだろう。

そしてもうひとつは・・・・・・

今日は、里香が卒業式を無事迎えた事だ。

僕は最初、里香を高校に行かせたくは無かった。もちろん、心臓の事があるからだ。

里香と僕が通っていた高校は、毎日坂道を登らなければならない為、不安だった。

しかし里香は、僕の反対を押し退け、高校へ通う事になった。まぁー、僕が里香にかなうはずもない。

僕はテスト当日に高熱を出して留年した。

下級生と同じクラスを過ごすのは嫌だったが、里香と一緒に学校に行ける事を考えたら問題では無かった。

在学中も僕の傍には里香がいて、本当に楽しかった。

今、無事に里香が卒業出来たのが嬉しい。

涙が出る程、里香の卒業が嬉しい。

僕が、おめでとう。と言ったら、里香も涙を流しながら、ありがとう。と言ってくれた。

僕達は、これからも一緒に生きていく。

必ず終わりが来る幸せ。

いつ終わるか分からない幸せ。

僕達はお互い手を取り合ってこれからも────