前回の続きです。

抑制について触れましたが、基本的に抑制は患者さん、もしくは患者さんの家族の同意がなければ出来ません。


慢性期で高齢患者さんが多い、うちの病院では入院時にほぼ全員の患者さんに説明し、同意書にサインをしてもらいます。


中には、抑制はしないで下さい…という家族もいます。

そりゃそうですよね〜、普通の感覚なら抵抗があると思います。ガーンガーンガーン


しかし、やはり臨床で働く立場としては、致し方無い時もある…あせるあせるあせる


抑制は急性期、慢性期に共に共通する課題だと思います。


急性期で働いていた頃…
オペ後、麻酔の影響でせん妄状態だった患者さん。

点滴の他にAライン、ドレーン、エピ(硬膜外麻酔)、膀胱留置カテーテル…とフルコースで入っていました。

両手は抑制されていましたが、ケアのために一時的に外し、一瞬目を離した隙に…
Aラインを抜いていた…叫び叫び叫び


Aラインとは、動脈に入っているルートで連続的に血圧測定をする必要がある患者さんに挿入します。

動脈に入っているため、そりゃーもう、ベットは血まみれあせるあせるあせる


火曜サスペンス劇場⁇ばりの、スプラッター状態(泣)

それはもう、血の気も凍る、恐ろしい経験でした。


自分の観察力のなさや、気の緩みが招いた事故…。


かなり落ち込みました。