Black Lives Matterの翻訳が日本の報道において
「黒人の命も大切」となっていることについてほとんどの日本人は「ん?」ってなったのではないでしょうか…
これ…日本語の意味的に
まず先に黒人以外の命の大切さがあって、それらの命と同様に今後は「黒人の命も大切」にしていきましょう…と聞こえてしまうからだと思います。
この21世紀に命に序列をつくるような前近代的な国があるのか?
今まで見たアメリカのニュースやハリウッド映画やドラマで見た善良なアメリカ人象はなんだったんだ?…と混乱しているのだと思います。
ではどう訳せば良いのか?ということで
係助詞の「も」を「は」に変えて「黒人の命は大切」って言って見たりして。
それでしっくりくるワケもなく。
そもそも「matter」に大切って意味ありましたっけ?
これって普通に「問題」って訳すのが正しいんじゃないでしょうか。
Black Lives Matter=黒人の命の問題…「これは黒人の命の問題なんだ!」
この方が彼らの激しい怒りとマッチしますよね。
ここからは推測ですがおそらく「Black Lives Matter」以前に「Black Discrimination Matter」=「黒人差別問題」みたいなワードがあったのではないでしょうか。
それが「今回の問題は単に差別というレベルではない命が脅かされていることへの抗議なんだ!」という意味で「Discrimination」が「Lives」に問題が深刻化して「Black Lives Matter」となったのではないでしょうか?
英語に詳しい人たちは誰も疑問に思わなかったのかなぁ…