星野源さんがコラボを呼びかけてそれに答えた安倍首相に対するコメントが以下のようでした。
「ひとつだけ 安倍晋三さんが上げられた”うちで踊ろう”の動画ですが これまでさまざまな動画をアップして下さっている 沢山の皆さんと同じ様に、僕自身にも所属事務所にも 事前連絡や確認は、事後も含めて 一切ありません。」
う~ん意味不明ではないけど色んな解釈ができるコメント。
・私は安倍さんとはつるんでいませんよ。
・本当は安倍さんと仲良しだけど隠しますよ。
・安倍首相と呼ばずに安倍晋三さんと呼ぶのは首相とは認めていないからですよ。
・安倍首相が好きだから親しみを込めて安倍晋三さんと呼びますよ。
・安倍さんのコラボを良いとも悪いとも思っていませんよ。
・他の人は自由にコラボして良いけど政治家はダメですよ。
・事前に連絡があったら断っていましたよ。
などなど読む側にとって多くの解釈ができてしまう文面。(誤解されるのが怖くないのかな?)
そもそもオープンな動画でオープンにコラボを呼びかけておきながら「事前連絡」「事後(報告)」ってワードが全くそぐわない。
漫画家もそうですが日々言葉を考えては修正し…を繰り返している仕事をしていると、自分が考えた文章が相手にどう伝わるかのパターンは予想できるようになってきます。
作詞家も同じだと思います。
言葉の解釈が複数あるのは作品に広がりが出るので素晴らしいことです。
しかし悪意に取られるような解釈の広がりと言うのは文章を仕事にしている人はとても嫌います。
そう考えると上のコメントはとてもネガティブな感じがするわけです。
もし自分一人の発案で世の中を明るくする為にオープンなコラボを呼びかけ、その結果首相がコラボしてくれたならその首相が好きだろうが嫌いだろうがとりあえず驚きと喜びと感謝が湧いてこないだろうか?(安倍首相もそれを期待したと思う。)
それともコラボの輪がここまで広がるってあらかじめ分かっていたのだろうか…
星野源さんの動画の表情が鬼気迫っているのも最初は世界中で多くの人が亡くなっていることへの悲しみを押し殺して無理して歌っているからかな?と思ったのですが「事前連絡」「事後(報告)」ってワードを目にしてからは違うのかな~と思ってしまいました。
暗い世の中を少しでも明るくと思ったのが本当なら明るいコメントをして欲しかった。
事前連絡…う~ん。
とにかくここ最近で新型コロナ以上に謎が多く暗い印象の出来事でした。ドンヨリ。