色々な人が何故日本では新型コロナによる死者が少ないのかを考察し発言しております。
その多くは日本人が清潔好きで手洗いやマスクをきちんとすることやハグをしないことや咳エチケットなどをその原因と考えているようです。
私も昨日までは同じように考えておりました。
でも昨日たまたまヨーロッパの病院の様子をテレビで見て考えた変わりました。
そのテレビでは呼吸器(か酸素マスク)をした入院患者が上半身裸でいるシーンが移されていました。
それを見て私の中で数十年前の記憶が蘇りました。
数十年前イタリアで出会った一人の日本人青年から「トルコでインフルエンザで入院したときに全身を氷で冷やされて死ぬかと思った」と聞かされたことがあったのです。
日本では「体を冷やすと病気になる」ということが昔から言われていて「病気になったら体を温める」ということも常識です。
生物学的にも病原菌やウイルスは熱に弱いので当たり前のことです。
でももしかしたらそれは日本の冬が厳しくて年を越すことが難しかった長い歴史によって刷り込まれた常識だったのかもしれません。
温暖な地中海の人達は体を冷やすことの怖さを知らないので「熱が出たら頭だけでなく体も冷やす」という発想になるのかもしれないと思いました。
テレビでみた上半身裸の入院患者が発熱を抑える為に裸にされていたのか他の事情で裸でいたのかが分からないので明言はできないですがフランスがデータとして若年層の重症患者が解熱鎮痛剤を使用していたことを世界に伝えていますね。
発熱は免疫や白血球を活発にするだけでなく熱そのものが細菌やウイルスを殺してくれます。
体温を下げることで免疫が弱まって治癒が遅れるだけでなく細菌やウイルスが増殖して悪化しまうわけです。
(しかし40度を超える熱が続くことで髄膜炎になる危険もあるのでイザというときには解熱剤も必要です!)
そんなワケで…
日本人は「体を温めることの大切さ」「体を冷やすことの危険性」を知っている人が多いことが日本において死者が少ない原因では?
という個人的な見解でした。
我が家では極力解熱剤を使いたくないのでスポーツ選手が氷水を入れて患部を冷やす氷嚢を用意しました。
これで体は冷やさずに首や顔や頭を冷やして対応したいと思います。