温泉は何にでも効くという人がいる一方で多くの人があまり効果が感じられなかったりするのは何故でしょう…温泉成分そのものに効力があるなら全ての人に何等かの効果が現れるように思うのですが。
以下はオッサン漫画家が個人的に気づいたことであり医学的根拠は1ミリもありませんのであまり参考にはせず、世の中にはこういう変な事を考える人もいるんだなぁという気持ちで読んでいただければと思います。
私が思うのは温泉の病気への効果は温泉成分にあるのではなく”特別な入り方”によって自律神経を整えることにあるのではないか?ということです。
自律神経とは交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)を”サイクル”させる仕組みです。
この効果を得るためにはただゆっくり温泉に入るだけではダメで、温泉浴と冷水浴を交互に繰り返さなければなりません。
ようは調子の悪くなった車のエンジンが自力で回り出すまでセルモーターを作動させ続けるようなイメージです。
・温泉に入る(副交感)→冷水に入る(交感)→温泉に入る(副交感)→冷水に入る(交感)・・・・5サイクルくらい
これサウナーの人達もやってますよね?
・サウナに入る→冷水に入る→休憩→サウナに入る→冷水に入る→休憩→サウナに・・・・・・・
みたいな感じで。
サウナーの人達は究極のリラックスを得るために上記のような入り方をするそうなのですが、最初にこの入り方を発明した人の目的はリラックスではなく”滞ってしまった自律神経を回す”ことにあったのではないか?と思うのです。
自律神経が滞ることが原因となりうる病気って実は沢山あって、そのほとんどが薬では治りにくかったりします。
交感神経(緊張)が滞ると
・アトピー&アレルギー
・過食=満腹(副交感)にならない
・不眠症(休めない)
・突発性難聴
・そう状態
・冷え
副交感神経(リラックス)が滞ると
・拒食=空腹(交感)にならない
・うつ状態
・引きこもり(休み続けてしまう)
自律神経は”回転する”ことが重要であって、その回転の仕組みはエンジンの回転行程よりも何倍も複雑です。
体内で様々な物質が分泌されてピタゴラスイッチのように連鎖しながら回転する…と高校の生物で習いました。
例えばダイエットの為に嘔吐を繰り返すと満腹なのに血糖値が上がらず自律神経の内分泌連携が破たんします。
そして病院に通うことになるのですが…
緊張状態で滞っている人にリラックスの薬を与え続けるとどうなるか、
リラックス状態で滞っている人に緊張の薬を与え続けるとどうなるか
…私にはわかりません。
ただ個人的経験として” 毎週一回 温泉→冷水浴を5サイクル ” というのを2か月くらい継続して私は突発性難聴と不眠を、息子はアトピーを改善しました。
あと癌については自律神経とは関係ないので上記の方法は何の効果もないと思います。
癌で効果があるとしたら温泉の温度かな?と思います。癌の原因菌が死滅し始める温度というのがあるのである程度高めに温度設定されている温泉に継続的に通えば良いのかもしれません。(癌患者に評判の温泉って大抵設定温度が高いですもんね)
以上医療知識の全く無い漫画家の独り言でした。