私と上司は相性が悪い。


今までと違って圧倒的な嫌悪や悪意が向けられてるわけじゃない。

ただただ相性が最悪に悪い。

だからそれほど私は上司を恨んではいなかったりする。


ただ悲しい。


私は昔から雑に扱われやすい。

多分オドオドしたところだとか、抜けてるとこだとか、人当たりが悪いところだとかが原因。


発達障害の色んな症状が出てしまってて、最初は誤魔化せても深く付き合っていくほどどうしてもバレてしまう。


申し訳なくは思う。

でも私も発達障害の無い私を生きてみたかった。


人と普通のテンポで会話できて、

仕事も迷惑かけないようにこなせて、

私の意識の中にきちんと他人がいる脳みそ。


自閉症というには病理的には少し遠い私だけど、その字義を私の中に感覚的に思い知ることはたまにある。

他の人は当たり前に自分の世界の中に実際に目に映る人が存在しているのだと。

私が何かを考える時に毎回ではなくても世界の中に私しかいなくて、それは他の人から見ればとても奇妙だったり不快に写ったりしている。

でもその時私に悪意はない。ただ他人が存在していないだけ。

そんなもの、ただの我儘だとか幼稚だとかいう言葉でも片付けられるのだけどね。



そんな私でもやっぱり傷付きます。

一丁前に。


上司は私には馬鹿にした言い方したり、キツい言い方する時がある。

他の人が同じ状況でもこんな言い方しないんだろうなって思った時、私は傷付く。

それは単純にその出来事に傷付くのもあるけど、自分がそういう蔑ろにされていい存在なんだって思わされて傷付く。


そして、あー私が私じゃなかったらと思う。


もっと強い人に生まれたかった。

発達障害がなくて、自分に自信を持てる人。

そんな私だったらもう少し居場所をきちんと作れて、大切にしたい人をもっと大切にできたのに。