雪が降った
それもかなり
雨は大嫌いだけど
雪は少しだけ嫌い
空から水が降ってくる
空から氷が降ってくる
あんまりかわらないが雪の方が気持ちが楽
色々な人が写メを撮り
雪だるまを作り
Twitterなどでつぶやく
雪を見ると色々なことを思い出す
外に大量の雪が積もると午前中の歌の時間はなくなり全員で雪合戦をした保育園児の時
学校の近くに駐車してあった先生の車に積もった雪をかき集めてたら車に傷をつけてしまいみんなで逃げた小学生の時
放課後なぜか途中から1対5の雪合戦で全身ドロドロになり、ストーブで手袋を乾かしてたら手袋がいつの間にか全焼してた中学生の時
降る雪を塾の窓から見ていたら集中しろと怒られた高校生の時
サークル長になったばかり、このままではダメだとサークルの方針を変えるための大事な会議を開くと強行し、雪の降る中いざ会議を開くが来てくれた人が全然いなくて雪のせいにした大学2年の時
チョコ1つももらえなかったけど渡したくても渡しにこれないほど雪が降ってたからな、仕方ないな、晴れてたらきっとダンボールでもらってたな、とまた雪のせいにして悲しさを紛らわした
それが今日のことだ
雪のおかげで午後から暇になったから
防音材を見にホームセンターにいった
1番大きなホームセンターまでは家から歩いて45分の所にある
自転車でいくのも危ないから歩いていった
雪用の靴などもっておらずいつもの靴
しかもこの靴、今日気付いたが
穴があいていた
そこから冷たい雪が入り込む
足の体温で雪が溶け、靴の中で水となる
靴下が濡れ、足先の温度が徐々に奪われていっているのがわかった
親指がポロリととれるんじゃないかと思った
それほど感覚がなくなっていた
そこでとった行動は
割と近くにある小さなホームセンターで長靴を急遽購入した
こうなったらもう無敵だった
滑り止めもついてるので恐る恐る歩いてたのが嘘のよう
前を歩く人をどんどん追い抜いていく
まさに高速道路で右車線を悠々と走る、そんな気分になった
でも見た目が農業家のおじさんになっていた
話はかわるが
こんな話を聞いたことがある
ある就職試験で
『氷が溶けるとなにになりますか?』
と質問すると
だいたいの人は
『水になります』
と答えたがある人は
『春になります』
と答えたそうだ
その人が受かったのかは知らない
でもすごく素敵だと思った
僕もそんな考え方ができたらいいなと
雪を見て思った
今春の歌を作ってます
というかもう歌詞もメロディラインもできてる
あとは春らしくなるのを待つだけ
とりあえず
早くあったかくなってほしいですね




