私には姉と弟がいる
同じ親で、同じ環境で育ったのに 
摂食障害になったのは私1人だけ

親を恨んだ時もあった
こんな風になってしまったのは
親のせいではないかと思った時期もあった

本来は親が大好きだった
親が抱える劣等感や
親の不満
親の不機嫌さ
何もかも敏感に感じとれる子供だった

勉強もよくでしきたし
運動も比較的よくできた
習い事でもよく賞をもらったり
小学生までは学級委員長もよくやった
学芸会ではナレーターなど
代表的なことには抜擢された

本来負けず嫌いなのもあり
努力をおしまない性格でもあった
真面目で親や先生の言う事もよく聞いた

周りの期待に応える子供だった

でも、段々と努力だけでは報われないようになる
高校生になると
勉強も自分より成績が良い子達が
沢山いるようになり

真面目で努力しても叶わないことが
あることを知った

その現実が怖かった

だから、
見た目や体重、食欲
自分でコントロールできる
他の物に目標が変わってしまったのかもしれない

そこから摂食障害との
長い道がはじまる

見た目と体重に支配される生活
そして、挫折

とにかく自分自身に何もなかった

だから
人といることが苦痛だった

私なんかとしゃべっていても楽しくないよね
私みたいなつまらない人間といても
なんの特にもならないよね
 
とにかく卑屈な性格だった

世の中は、どんなに晴れていても
私の世界はドス黒いグレーだった