魂の錬金術師|心と身体のヒーリング&スピリチュアル起業サポート

魂の錬金術師|心と身体のヒーリング&スピリチュアル起業サポート

   熊本発リラクゼーションサロンOKAGESAMA代表・緒方瞬による
駆け出し起業家と自己探究者のためのヒーリング&スピリチュアル
ブログ。
5分セルフハグワーク、自信回復、引き寄せ、パラレルワールドなど
週一配信でお届けします。

「すべて自己責任」で、疲れていませんか。

相談に来られる方の多くは、最初、「相手が悪い」という前提でお話を始められます。

 

そしてもう一方に、スピリチュアルをしばらく学ばれた方がいます。

この方々は、「すべては自己責任」「相手は自分のシャドーの投影」と、ご自分を鏡の法則で律しようとされる。

一見、両極に見えます。

 

でも、長くこの仕事をしてきて思うのは、このふたつは、実はまったく同じ罠に落ちている、ということなんです。

順番を飛ばしている、という罠に。


■ シャドーの話を、急いで持ち出さない

 

誤解しないでほしいのですが、ユング心理学のシャドーという概念も、一切唯心造も、東洋の鏡の教えも、どれも本物の叡智です。

 

「自分の反応の中に、自分の未統合な何かが映っている」――これは、私自身が何度も自分の内側で確かめてきたことです。

 

ただ、このフレームは、タイミングを間違えると毒になる

 

まだ怒りも悲しみも出しきれていない人に、「それはあなたの影ですよ」と早々に差し出すと、本来通るべき感情のプロセスごと飛ばしてしまう。

 

スピリチュアルの言葉で超越しているように見えて、実は一番深いところを迂回しているだけ。

 

しかも、本当に加害が起きている場面――DV、ハラスメント、搾取――で「それもあなたのシャドー」と言ってしまうと、傷ついた人をもう一度沈めることになる。

 

だから私は、シャドーの話を、急いで持ち出さないようにしています。


■ 順番があるんです

何が起きているのか。

 

まず、自分がどんな状況にいて、実際に何が起きているのかを、事実として確認する

 

解釈や感情が入り混じる前に、起きていることをそのまま見る。

ここを飛ばして内側に潜っても、見えるのは自分の混乱だけです。

 

そのうえで、ようやく自分の内側に向きあう。

 

このとき、湧いた感情をよく観ます。

 

もともとこの感情は、自分の中になかったものなのか。

 相手の中に嫌だと感じる側面は、自分の中にもあるのか、ないのか。

 

ここで急いで結論を出さない。

分からなければ、分からないままでいい。

 

そしていちばん大事なこと。

 

その感情を、どうしたいのか

 

ずっと相手のせいにして、怒りや恨みを抱えたまま生きていきたいのか。 

それとも、そこから自由になりたいのか。

 

選ぶのは、自分です。


■ "波動が上がる"の、本当の意味

 

アインシュタインが言いました。

「問題は、それを生み出したのと同じ次元では解決できない」と。

 

スピ界隈ではこれを「波動が上がる」と言い換えます。

 

ふわっとした言葉に聞こえるかもしれません。

でも、私はこれを、こう定義しています。

 

同じ出来事が起きても、感情がもう揺さぶられなくなること

 

これなら検証できる。

自己欺瞞も効かない。

次に同じ刺激が来たとき、自分が一番よく分かります。

 

ただし、ここに大事な分岐があります。

 

感情が動かなくなった、その中身が、抑圧なのか、統合なのか

見た目は似ていますが、中身は真逆です。

 

抑圧は、「感じないようにした」だけ。

エネルギーは地下に潜っただけで、突けばまた出てくるし、出てこなくても、身体症状や人間関係の投影として、別の形で噴き出します。

 

統合は、拒絶していた自分の側面を、「これも私だ」と迎え入れた結果、反応する回路自体がなくなった状態。

 

見分けるのは、案外簡単です。

 

抑圧されたままの感情は、まだ誰かを裁いている

 「別に怒ってないけど、あの人は間違っている」という残り香が消えない。

 

統合された感情の向こう側では、相手の振る舞いを見ても、「そうしてしまう自分も、ありえたな」という感覚が、どこかに立ち上がってくる。


■ 感情は、なくならない

 

ここで、言葉をひとつ修正させてください。

 

「感情が動かなくなる」ではなくて、「感情を流せるようになる」。

 

感情は、消える対象ではありません。一生、湧いてきます。

悲しみは、涙で溶けていく。 笑いは、笑い転げて終わる。

感情は、通過するエネルギーです。なくそうとすること自体が、すでに罠なんです。

 

ただし、怒りだけは特別です。

 

悲しみも笑いも、身体は最初から排出装置を持っています。涙腺と横隔膜。

小さい子どもは、悲しめば泣いて、笑えば転げて、五分後にはフラットに戻っている。

 

でも、怒りだけは、社会的に禁じられやすい。

「怒っちゃダメ」「我慢しなさい」「いい子にして」――悲しんで叱られる子より、怒って叱られる子のほうが、圧倒的に多い。

だから、悲しみと笑いの排出装置は残ったまま大人になるのに、怒りの回路だけが塞がれたまま大人になる。

 

これが、怒りが溜まるということの正体です。


■ 「感じないふり」を、身体が覚えてしまう

 

怒りを抑え続けた身体は、ある時、感じないふりを覚えます。

感じそうになった瞬間、呼吸が浅くなる。肩が上がる。お腹が固くなる。意識がふっと飛ぶ。

感情が意識に昇ってくる前に、身体が先回りして遮断するようになる。

 

だから本人は「怒ってない」と本気で思っている。嘘をついているんじゃなくて、本当に感じていない。

感じなくする装置が、もう作動済みだから。

 

感情解放のお仕事は、ここをゆっくりとほどいていく作業です。

新しい能力を獲得するのではなくて、子どもの頃は持っていた装置を、取り戻す

身体が覚え込んだ自動的な止血を、ひとつずつ解除していく。

足し算でも、引き算でもない。

開通工事なんです。

塞がっていた川筋を、もう一度通す。川をなくすのではなく、川を流す。


■ これが、自然体ということ

 

こうして川が通ると、感情は勝手に流れていきます。

 

怒りが上がってきたら、身体を通らせる。叫ぶ、動く、震える、書く、声を出す。

通ったあとに、涙が出てくることも多い。怒りの下に、悲しみが溜まっていたりします。

 

これが、「自然体」という日本語の本当の意味なんだと思います。

 

何も足さず、何も引かず、水が高いところから低いところへ流れるように、感情が起きては過ぎていく――それだけ。

 

波動が上がるというのも、何か特別な状態に到達することではなくて、握りしめていたものを手放した結果、自然とそうなっている。そういう引き算の現象なんです。

 

中今という古い言葉で言えば、自己責任はゴールではなく、通り抜けた先に自然に立ち上がってくるもの。

今この瞬間に降りきれば、古い反応パターンが発火する場所自体が、少しずつなくなっていく。

 

過去の自分が握っていた感情を、今の自分は、もう握っていない。

だから、流れる。


■ 最後に

 

もしあなたが今、「相手が悪い」と「すべて自分のせい」のあいだを行ったり来たりして、疲れているなら。

それは、順番を飛ばしているサインかもしれません。

 

どちらが正しいかではなくて、その前に、まだ流れていない感情がある

焦らなくていい。 いっぺんに全部ほどこうとしなくていい。

 

順番に、ひとつずつ。


▼ 次のステップは、あなたに合うものを

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