デイケアとは、日帰りでリハビリのサービスを提供する通所リハビリテーションのことをいいます。例えば、入院中に行っていたリハビリを退院後も継続したい人や、医師の管理・指導の下でリハビリを行いたい人など、在宅介護を受ける高齢者がリハビリ施設に通いながら、できるだけ自立した日常生活を送れるよう身体機能の維持・回復を目的に提供する介護保険サービスです。

デイケアで提供する主なサービスは、入浴・排泄・食事介助、レクリエーション、リハビリなど。メインとなるリハビリは、理学療法士や作業療法士をはじめとする専門の療法士が利用者個々に応じてマシーンを用いたリハビリを行ったり、指導をしたりします。また、言語障害や失語症などでコミュニケーションが図りづらいという利用者には、言語聴覚士によるコミュニケーション能力を向上するためのリハビリが行われます。

デイケアは、サービスを受けたい高齢者なら誰でも通えるという訳ではありません。基本的に、要支援1~2、要介護1~5の認定を受けている65歳以上の高齢者と利用には条件があります。また、医師から要リハビリと判断された人、特定疾患を持ちなおかつ要介護認定された40歳以上65歳未満の人も利用対象となります。ちなみに、施設によっては午前中のみ・午後のみといった、1~2時間程度の短時間でサービスを提供したり、利用時間内ずっと個別リハビリを受けられるわけではなく、時間を区切って集団リハビリを行ったりするところもあります。

デイケアとデイサービスは言葉の響きが似ているため、同じ施設と思っている人も少なくありませんが、デイケアとデイサービスには異なる点がいくつかあります。一番の違いは、デイサービスではリハビリを行い、一方のデイサービスでは機能訓練を行うこと。医師の指示の下、専門の療法士が行うリハビリと異なり、機能訓練は、必ずしも専門職が行うというわけではありません。介護士や看護師でも指導することが可能です。また、機能訓練は機能回復・維持を図るものではなく、日常生活に支障をきたさないための介護予防が目的となっています。

人員体制にも違いがあります。前述のとおり、医療ケアと介護予防とサービス内容が異なるため、施設に常駐する職種やスタッフの人数も違うのです。デイケアは、介護士をはじめ、医師や看護師、リハビリ専門職が在籍しているのに対して、デイサービスは介護士、看護師、機能訓練指導員、生活相談員が在籍。そのため、デイケアでは常駐医師や療法士へ医療的な相談、デイサービスでは生活相談員へ介護に関する相談が可能です。

デイケアを利用するかデイサービスを利用するかは、医療ケアが必要か否かで判断します。例えば、リハビリが必要という高齢者でも医療ケアが必要ない場合はデイサービスを利用します。専門的なリハビリは行われませんが、機能訓練でも機能維持・向上を図ることは可能です。その他、デイケアとデイサービスの違いについて詳しく知りたい人は、こちらのサイトをチェックしてみてはいかがでしょう。