結局、前記事に書いた通り、
生誕27周年を迎える我が夫はいつもなら
0:00すら越えられない身体のくせに
この日ばかりはピンピンしてて



結局寝床についたのは朝6:00。




「俺今日1つレベルアップしちゃったからさ
体力も20%くらいアップしちゃったみたい」


とか言っている。ふざけるな。







わたしは逆に睡魔に迎えられて
4:00の時刻は見た記憶があるものの
気付いたら6:00だったから寝落ちしたんだと思う。


こんなはずじゃなかった。





だけど、誕生日の神さまは私に味方してくれて
優丞を遅刻して迎えにきた睡魔は
やっと仕事をしてベッドに倒れ込んだ優丞を
ものの2秒で夢の中に連れてった。


響き渡るいびき。


ベッドで少しドタバタしてみたけど
起きる気配もない。

髪の毛もちょんちょん引っ張ってみたし
眉毛をなぞってみたりもしたけど
いびきが止まることはなかった。




逆に好都合!
これくらい深い眠りに落ちてくれれば
こちらも安心して準備ができる。




朝6:00すぎ。

まだ太陽もでていない真っ暗の中起きあがった。
かわいそうに思ってくれたのか
何故か一緒に寝てた犬も起きてくれた。




さあ、はじめよう。






本当は煌びやかに飾る予定だったけど
これも誤算のひとつで、

このご時世おうちバースデーを企画する人が
増えたのかバースデー仕様の飾り用品も
世の中結構数が少なくなってた気がする。



あまり好みのものがなかったり、
「27」って数字の風船を飛ばしたかったのに
どこいっても「2」だけなかった。




それでもいくつか買えた風船を
朝から膨らました。

一昨年くらいかな、もうお祝いするごとに
風船を飾ることが定番になってた我が家は
風船を一気に膨らませられる空気入れなるものを購入した。



ある程度音がするけど、
今はスターモード。きっと起きないからじゃんじゃん使っていい。










今年の誕生日のテーマは
「アナと雪の女王 パーフェクト・デイ」

になぞって、その曲の中の物語通りにすることにした。



この歌はミュージカル調の曲で、
エルサが具合悪いことを隠しながら
誕生日を迎えたアナをお祝いしようとするストーリー。


歌詞の中に出てくる

「いつも本当にありがとう
特別なお祝いにするの」

というエルサの気持ちがぴったりだったし
なんせ私がすごく好きな曲!






この曲は最初にエルサが

「この糸をたどって!」と

声をかけてその糸をたどったアナが
次々とプレゼントを見つけていくというもの。



わたしもプレゼントをたくさん用意したから
全てのプレゼントをひもで繋いで
紐をたどってもらいプレゼントを見つけて行ってもらうというプラン。







そのためにはまずこの曲、
つまり今回のBGMが必要だ。





この歌の中でエルサは風邪を引いているんだけど

このご時世なんかそれはちょっと
お誕生日に不謹慎な気がしちゃったりして




音源を編集しておいた。

エルサの「ハクションッ!」というくしゃみから
アナの「風邪ひいてるの?」まで。

住民の「僕の作った薬あげるよ!」も
エルサの「風邪なの」という告白も。



諸々カット。

そうしたら4分以上ある曲が
2分になった。

この曲半分以上風邪の話なんだなと初めて知った。





で、カットして曲と曲を繋ぎ合わせて
最後にはアナの

「素敵な誕生日プレゼントだね」で、締めることにした。完璧。









風船を散らばらせて、
プレゼントに紐をくくりつけて
それぞれの場所にプレゼントを隠す。

少しだけ飾り付けをして、
せっかく編集頑張った音楽だからこそ最高な質感でお届けするためにSONYの良いスピーカーを弟からパクってきたので繋ぐ。



準備は万端!











あとはバースデーボーイを起こすだけ!



普段寝起きの悪い彼。
まだ寝てから2時間とたっていないから
(仕事前に起こさなくてはと思って)
相当不機嫌になるだろうなと思ったけど…


27歳、成長してるはず!!







「おはよう、お誕生日お祝いしたいから
この糸をたどって!」







そりゃ「は?」となりますよね、
わかりますよ…と声をかけたかったのに



「うん」




理解早くない?

いつもの不機嫌どこいった?
やっぱ27歳は違うのか?????





なんかすんなり起きてくれたんだけど
この様子を見てわたしは確信した。

こいつ絶対夜わたしが飾り付けをすると睨んで起きてたな。







そうして朝っぱらスピーカーからBGMがなる。


エルサ「この糸をたどって!」


優「もう!?」






素直か。

エルサに返事してどうする。









そうしてわたしの編集済みの曲の中の
エルサは風邪を引くこともなく

街の人とアナを祝ってた。
途中、お月様もあげてたけどわたしにはお月様は用意できなかった。

その頃優丞は欲しかった靴をゲットしていた。




アナがフランスパンをもらったときには
優丞はさきいかをゲットしていた。






たった2分じゃ終わりきらなくて
結局3回リピートした。


だって予定外なことに



ヒモはゴミみたいになって絡まってるし






なんか本人が絡まって歩けないとか言ってるし






途中でせっかくのプレゼントを釣り上げたりしてた。





最後の方は完全に釣りゲーになってた。まあいい。





だけど


この声を聞いてもらえますか?









素直か。(2回目)




私はこうやって素直に喜んでくれることを
知ってるから毎年なにかしたくなっちゃうんだ。


喜ばせたい!よりも、
喜んでくれた顔が見たい。
完全にそっち。わたしの欲。









「20代 男性 誕生日 プレゼント」
と調べたら色々なものが出てくる。


仕事で使える名前入りのボールペン。
他の人とかぶらないワイシャツ。
Apple Watch。
ナイキのエアマックス、
バレンシアガの名刺入れ。




でもわたしが贈るものは
そんなものじゃなくて、とにかく一緒にお出かけしていて優が手に取っていたもの。

欲しいな、好きだな、こういうのいいね!と
つぶやいていたもの。



わたしの頭の中のメモには
365日優の言ったそういう一言一句が
ちゃんと刻まれていて

誕生日近くになったらその引き出しを
引っ張ってくるだけでいい。




でもやっぱり欲しいと言っていた靴と、
キーボードをあげたときは凄い喜んでた。


だけど袋を開けてさきいかが出てきたときも
「最高ーーーーーーー!」と言っていた。


さきいか入れたのは笑えるかなと思って
いれたんだけど、こんな喜んでくれるなら
もう少し良いさきいかにすればよかった。

たまたまレジ横に並んでたさきいか¥100。
好きだしいいかなと思って。







そうしてヒモに絡まりながら
ひとつひとつ丁寧にプレゼントをあけてってくれた。


自分宛に包装されたプレゼント、
中身の知らないプレゼント、たのしいよね。




プレゼントを開けるために包装紙を破るの
わたしは子供の頃から好きだったから
今回も全部紙でのラッピングをした。

ビリビリすることも楽しんで。
大人でも、バースデーボーイだもの!!






結局、宿をキャンセルした分が浮いたので
丸っとプレゼントにつぎ込んで
プレゼントは全部で12袋、
個数で言えば18個用意をした。









在宅勤務が故、

仕事してる日中に用意をしてしまうと
風船を膨らませてる音や
ラッピングの音でいつバレてもおかしくないと思って

申し訳ないけど朝起こして強行突破したけど
(寝不足なのは本人のせいだしね☆)





本人的いままでで1番良い目覚めだったようです。



これから不機嫌にならずに起きてもらうには
エルサの「この糸をたどって!」で
起こそうと思います。









兎にも角にも無事に生誕祭を終えました。



27歳になったバースデーボーイに
今年一年もたくさんの幸せが訪れますように。


そして来年はちゃんと寝てくれますように。







ps.
↓自らかぶってました。