BUDDHAHIBAのブログ

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柳内正。
言わずと知れた日本を代表する経営者の一人です。ユニクロを始めとするアパレル衣料店を展開するファーストリテイリングのCEOで、多数のビジネス書を上梓していらっしゃいます。私も昔から拝読しており、多分に影響を受けました。



しかし、最近の「現実を視よ」を読んでビックリしたので、ちょっと書かせて頂きたいです。

まず、大前提なのですが「柳内氏は企業の経営者であってマクロ経済の専門家ではない」という事。しかしこの「現実を視よ」の中では非常にマクロ視点な日本国経済に関して書かれており、その内容が「!?」となる部分が。代表的なのはこれです。「日本は数年以内に経済破綻する。日本の国債は累計で1,000兆円、日本のGDPが約500兆円/年。経済破綻したギリシアですらこんなに悪い状況では無かった。」こういうのって出版される前にブリーフィングではじかれないのかな?って疑問になってしまいます。

ユニクロという山口県の零細アパレル衣料店を世界規模の企業にした実績は素晴らしいです。日本が世界に誇れる国宝だと思います。その実績から、発言力と影響力が大きい。もし、物を書くのであれば慎重になって頂きたいと願います。マクロ経済に生涯をかけて勉強してきたが、柳井氏程の発言力と影響力を持たない学者さんもいる、経済学の入り口としてこの書を読んで勘違いしてしまう人もいる、そういう人達に対し失礼ではないかと私は思うのです。

こういう反論もありえます。「こういうパラノイアとも思えるような危機感がユニクロという零細企業を世界企業に押し上げた機動力である。その氏が、経営者としての視点でマクロ経済を見た書物がこれである。マクロ経済学としては間違いであっても読者は姿勢等を学べる」と。1理あります。これに関して反論する気はありませんが、やはり物書きとしての発言力、影響力は考慮して頂きたいと考えます。私がアメブロでgdgd書くのとは段違いの影響があるので。

しかし、このパラノイア的思想を持った人がトップをしている企業社風は激烈なんだろうなぁ。。。