2011年7月25日記
フィレンツェで昼食をとったあと、
急行列車「ユーロスター」でナポリへ向かう。
到着までざっと三時間。
売店でBECKSとスナックを購入。列車の旅はこれがなきゃ始まらない。

車窓にはのどかな田園風景が延々と続く。
ここちよい揺れと、隣に愛するBECKS。
副交感神経全開。
夫は何度も読み返してボロボロの沢木耕太郎『深夜特急』を読んでいる。また学生時代を思い出してるんだろう。
時々、眠りに落ちそうになりながら
東アジアとは違う空気だなぁと改めて感じる。
気候も植物も言葉も、違うことがおもしろいし楽しい。
同じでなければ不安だった頃が長くて
違うことも嬉しいし、それこそが強みになると感じるのには時間がかかったけど、
同じだったり違ったり比べられなかったり。
いろいろが当たり前。
私ごときが一生かけて悩んだって到底計り知れない、果てしない深い世界が広がっている。
その世界があたたかく包んでくれているんだということに安心しつつ、
知らない世界を、ほんのわずかなことから、一つ一つ紐解いてやりたいとも。
ナポリに着いたのは、陽が落ちる寸前だった。
バスに乗り換え、街中を進む。
これまでの街は、どこか現実感のない雰囲気だったけれど、ここにきてやっと生活感がみなぎる。
街は人と物で溢れ、道路もごった返す。
てか、平気で反対車線を逆走してるし、
分離帯に片輪乗り上げてるし、
クラクションが鳴りっぱなし、
道路事情は大阪よりすごいかも。
と、そうこうしているうちに夕食をとるレストランに到着。自家製の窯でピザを焼いてくれるお店です。
トマトとモツァレラチーズのカプレーゼに、
ピッツァ・マルゲリータ。
ドルチェはエスカルゴ。
余計な味がしない!
シンプルで、美味い!
食後にリモンチェッロを一気に飲み干す。
これを食事の最後に飲むと、
採った油を流してくれるから
胸焼けしないし太らない
と夫が強く言うので、
へーそうなんやーと信じている。イタリア料理の後にはちょいちょい飲むけっこーキツイお酒です。
さぁ
どうか明日は晴れますように!
翌日は、見事に快晴だった\(^o^)/
今日は私的今旅のメイン、ポンペイを巡る。
この街に興味を持ったのも高校の授業だった。
ギョロっとした目がダウンタウンのまっちゃんを連想させることから
ひそかに「まっちゃん」と呼んでいた
翌日は、見事に快晴だった\(^o^)/
今日は私的今旅のメイン、ポンペイを巡る。
この街に興味を持ったのも高校の授業だった。
ギョロっとした目がダウンタウンのまっちゃんを連想させることから
ひそかに「まっちゃん」と呼んでいた
劇場、神殿、大浴場、バールに、
いわゆる娼館まであった。内装もまじまじと見せていただきましたが、
いわゆる娼館まであった。内装もまじまじと見せていただきましたが、
パン屋の窯、横断歩道と轍の跡、水道の蛇口。
かつて栄華を誇った街はすべて、そのまま。
石膏で復元された亡骸の、苦しげな表情もそのままだった。
この場所は、
石膏で復元された亡骸の、苦しげな表情もそのままだった。
この場所は、
世界と同じように時間が流れているのか、
それとも止まっているのか、
それとも止まっているのか、
わからない。
今は静かに、穏やかにこの遺跡を見下ろしているヴェスヴィオ火山を眺めながら、
今は静かに、穏やかにこの遺跡を見下ろしているヴェスヴィオ火山を眺めながら、
ただ夫の手を握る。
まっちゃん先生
大事にしたいと思うことを
同じように大切にしてくれる伴侶と一緒に、
ポンペイ来ました!
それでも今日の空は快晴である!
が、逆に天気が良すぎて風が強く、
従って波が高く、
が、逆に天気が良すぎて風が強く、
従って波が高く、
・・・入れなかった!
ショックのあまり、のた打ち回る夫を引っ張り、小型のバスに乗って島を巡る。
このバスがスリル満点。細い道を崖ギリギリで暴走。始めはひーひー言ってたけど、途中から
運転手さんはきっと、生まれたときからここで育って、少なくとも日本から来た私ら乗客の誰よりこの島を知ってる。
すべてをゆだねよう、、と無心を装った。
けど、やっぱり、
死んだらどうしよう、いやだ…あぁ死んでも夫と一緒だからそれはそれでいいのか?だめだおかーさんが….と考えたり。
そんな被害妄想をよそに、
あっさり昼食会場に到着。
その白いレストランで、
シーフードリゾットと名産のフレッシュレモンジュースをいただいた。酸っぱ!
シーフードリゾットと名産のフレッシュレモンジュースをいただいた。酸っぱ!
さっきまでの冷汗と疲れが爽快に去っていった。
そのあと、リフトに乗ってソラーロ山山頂へ。
ゆっくりと、島のかたちがはっきり見える高さまで登った。
空と海のあいだを縫う水平線が
そのあと、リフトに乗ってソラーロ山山頂へ。
ゆっくりと、島のかたちがはっきり見える高さまで登った。
空と海のあいだを縫う水平線が
きらきら光っている。
ぐるり一周、空と海に囲まれて、
地球が丸ぁるいのがわかる。

きれいだった。
御年八十近い、現地のガイドさんが、
「こんなに天気が清々しいのはめずらしいよ。
洞窟には入れなかったけど、
あなた方はそれに代わる素晴しい景色をみることができた。
洞窟に行っていれば出会えなかった島の顔だ。これも一つの縁だね」
と言ってくれた。
その通りだ。
青の洞窟へは、もう一度来た時に。きっと。
今回はこの瞬間こそ、唯一無二の宝物。

太陽と潮とレモンが香るカプリ島と、
ぐるり一周、空と海に囲まれて、
地球が丸ぁるいのがわかる。

きれいだった。
御年八十近い、現地のガイドさんが、
「こんなに天気が清々しいのはめずらしいよ。
洞窟には入れなかったけど、
あなた方はそれに代わる素晴しい景色をみることができた。
洞窟に行っていれば出会えなかった島の顔だ。これも一つの縁だね」
と言ってくれた。
その通りだ。
青の洞窟へは、もう一度来た時に。きっと。
今回はこの瞬間こそ、唯一無二の宝物。

太陽と潮とレモンが香るカプリ島と、
沈黙かつ雄弁なポンペイを擁するナポリ。
再訪を、ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェズーヴィオ(ヴェスヴィオ山麓で作られた「キリストの涙」という意味のワイン)に誓う。
くぅ、、、美味…涙
そして旅はいよいよクライマックスへと
つづく。





