私は教室をやっているんですけど

生徒さんがレッスンを希望されないことについてはそんなに気にもならないのですが

色んな悩みを持たれている方のお話を聞くことも多いので


しばらくお会いすることがなくなると

大丈夫かな?って心配になります。


ま、でも便りのないのは元気な証拠と思って

あまり気にしないようにはしています。



音楽の勉強を継続するというのは

趣味であればあるほどに難しいと私は思っていて

昨日も生徒さんたちにメッセージを送りました。


お仕事しながらでもバリバリ続けておられる方というのは余程歌が好きな方で

かなりのエネルギーのある方かな?と思います。


昨日来られた生徒さんに

最初の2、3回のレッスンがすごく怖かったです。と打ち明けられました(笑)

「趣味なのになぜそんなに厳しいことは言われるのかな?と思った」とおっしゃってました。


趣味で本当に上手くなるために続けるって

本当に難しいことです。


基準も期限もなく

何によって自分を奮い立たせるのか?

それはおそらく自分の理想に近づくこと以外何もなくて

自ら進んでコンクールやオーディションを受けるというのもありでしょうし

歌う機会を作るというのもありでしょう。


そういう機会を自ら作らない人が継続するというのは心の底から切望すること以外に何もなくて

日々の忙しい生活の中でそこまで思える人というのは本当に稀な存在だと思います。


だからある意味私は生徒さんが続かなくても仕方ないと思っています。


続ければ必ず出来るようになっていくことでも

続かなければ出来るようにはならないことで

才能とか元々の特性とかそんなものではないことを逆に知ってほしいと思っています。


続けたくても続けられない環境におられる方でも

また何かの機会に時間が出来てやってみよう!と思ってくれればそれは嬉しいですしね。


メンタル的に余裕がなくてそれどころではないという人も余裕が持てれば出来ることなんだと思ってほしいですしね。


すぐに出来ることが出来ることではないし

諦めない心、気持ちが持てるものであれば

継続してればそれなりに力がついていくと思います。


何が言いたいかというと

変に劣等感は持たないでほしいなということです。

あとは本当に自分の望みでやらないと身につかないということかな?と思います。


人の言う通りに歌えたとしても

私には感情を抑制している歌にしか聴こえなくて…

それを歌というのか?と私は思ってしまいます。


レッスンでお教えしたことが自分の歌にプラスに出来ているかというのは

レッスンでお教えしたことで自分の声が良くなってるとか流れが良くなったという実感が持ててるか持ててないかに大きく関係していると思います。


だからそこを理解する力、感じる力がとても大切なのです。


そこがないのに表面的に出来ているフリしても

多分本人が一番違和感があるはずですし

聴く人が聴けばバレますからね。


元々、自分は歌が上手いと思っている人には

こんなことは全く必要ないことですけどね(笑)


そのメンタルだけで歌は全然違う出来になりますから。