感じる力が強く、デリケートな心。


人の言動や感情、場の雰囲気など
ささいな事を無意識に感じとってしまい
ストレスを感じやすい・・・



こういった特性を持つ人の事を
≪HSP≫と呼びます。




HSPの人は生まれた時(胎児)から
自分にとって危険かどうかを察知する
脳の中の【扁桃体】が強く、


高度な感覚処理感受性を持ち
不安や恐怖を感じる神経回路も
敏感に働きます。






HSPの特性に気付かず
無理を続けると

睡眠が浅くなり
疲労が残る事も。



世の中が不安定な今、
HSPの特性を持つ人は

より強く不安や恐怖を
感じてしまう繊細さがあるため

HSPの特性を持つ人が身近に
いる場合(特に子供/HSC)は
注意が必要になります。



HSPの特性を持たない人も
不安や恐怖を喚起するような
映像や音は、脳にダメージを
与えてしまうのでNG。

気分を上げる環境づくりが
とても大切です。



***



世界一受けたい授業の番組特集で
HSPの特性について放映され

「気がつきすぎて疲れる」が
驚くほどなくなる「繊細さん」の本
の著者が解説していましたが、


うつ病→後天的な心の病
HSP→生まれ持った先天的な特徴


HSPは個性の1つで治すものではなく、
まずは自分がHSPかどうかを
知る事が重要で


たとえHSPの特性を
持っているとしても

無理をして自分を変えようとせず
うまく自分と付き合っていく事が大切。


と、HSP当事者だからこそ分かる
自分との付き合い方をまとめられています。





HSPの性質に該当する人は
エイレン・N・アーロン博士の研究により
5人に1人とも言われています。







***



◼️HSPならではのお悩み解決法
/世界一受けたい授業より抜粋



○ケース1:≪大勢が苦手≫

大人数の場で人の表情や言動など
1度に多くの刺激を受けてしまい
すべてに気を配ろうと悩むものの
何もできない。

なんで私ってこうなんだろうと
必要以上に落ち込んでしまう。


▼解決法▼

大人数が苦手な人は
『聞き役』に徹する。

「へぇ~そうなんだ」
「それでどうしたの?」
などの相づちをうつ。

敏感に人の気持ちを考える
HSPの人は他人の表情や言動から
相手の気持ちを察するのが得意なので
聞き役になると自分で決めると
相手が求める返しや共感出来るので
気持ちがラクになる。




○ケース2:≪断るのがこわい≫

仕事中同僚に資料作りを頼まれた。
引き受けたら自分の仕事が終わらない。
でも困ってそうだし断ると悪いと思い
結局引き受けてしまう・・・。

HSPの人は自己主張が苦手で
誰かの役に立てるなら自分が
我慢すれば良いと考えがち。

さらに断って相手から嫌われたら
どうしようなどと他人からの
思われ方まで気になってしまい
結局断れず無理をして
引き受けてしまう人も。


▼解決法▼

無理な頼まれ事や誘いを受けた時は
自分が出来る範囲を伝える。

「今は自分の仕事もあるから
半分ならできる。」

相手の要望を聞くプラス
できる範囲を伝えるとラクになる。




○ケース3:
≪人の気分に左右されてしまう≫

家の中や仕事場などで
イライラしている人を見ると
もしかして自分のせい?
と考えてしまう。

HSPは相手が言葉を発さなくても
表情や声のトーンからも
相手の気持ちを察してしまう。

たとえ相手のイライラのほこ先が
自分自身に向けられていなくても、
その怒りや悲しみを無意識に
感じ取り疲労してしまう。

▼対処法▼

相手との間に境界線を作る。

ボールペンやティッシュケースでもOK。

相手との間に何か物があると
心理的な境界線となって
相手の感情を受け取りすぎない。

ポイントは「境界線」の意識を持つこと。
物は何でも良く「相手との境界線」
を作ることでラクになりやすい。




○ケース4:
≪配慮が足りない人にイライラする≫

久しぶりに会った友人が
「ちょっと太ったんじゃない?」と
ズケズケと気にしていることを
言ってくる。

相手の表情や言葉のニュアンスを
敏感に感じとるHSPにとって
デリカシーのない言動は不快。

▼配慮が足りない人に
イライラしないコツ▼

相手に期待しない

配慮する力にも個人差があり
仕方がないと思うとだいぶラクになる。




○ケース5:≪周りに合わせてしまう≫

友達同士で遊ぶ予定を決める時
遊園地の案が出た。
本当は乗り物が苦手だから
行きたくないと思っていたとしても
本音を言えず周りに合わせてしまう。

これを過剰同調性という。

HSPは自分の意思を表せず
意思がないと自分を責めやすい。

▼対処法▼

自分が感じていたことを
あとで紙に書き出す。

HSPの人は周りの空気に
のまれてしまうと
その場では自分の本心が
分からなくなる事があるため

1人になった時に本音を書き出し
自分の本音を見つめ直す。




○ケース6:≪なじむのに時間がかかる≫

新しい環境で初対面の人と話したり
自己紹介で第一印象が悪く思われたら
どうしよう・・・という時は

「はじめまして○○と申します。
私は人見知りで話すのが苦手なので
質問してください。」

とアピールすると相手から
話題をふってもらえるので
会話しやすくなる。

HSPは新しい環境に
慣れるのに時間がかかるので

無理をせず少しずつ
順応していくことを心掛ける。




○ケース7:≪考えすぎて動けない≫

資料を作り始める時など、
まずは方向性を決めないと・・・
売り上げのことも考えて・・・

何から始めれば良いのかと
物事を進めるのに時間がかかる時に
有効な言葉▼

「とりあえず」

今できる事や負担が少ないものから
始めると、ベストではなくても
物事が進むことを実感でき、
気持ちがラクになる。




≪聴覚敏感タイプ≫


カフェなどでしゃべり声や
キーボードのタッチ音など
周囲の音が気になって落ち着かない。

聴覚が敏感なHSPの人は
周囲の会話や物音など

1度気になりはじめると
集中力が分散され
落ち着くことが出来なくなる。



▼聴覚敏感タイプの対処法▼

ノイズキャンセリング機能付きの
イヤホンを使う。

自分にとって心地良い音楽を
聴いていれば気をまぎらわす
ことができる。




≪視覚敏感タイプ≫


視界に入るものすべてが気になる。

パソコン業務中、本来なら
画面に集中しなければ
ならない状況だが

ファイルの並びが乱れていたり
カレンダーをめくり忘れていたり

視界に自然と入ってくる
他のものが気になって
集中できなくなる。

視覚な敏感なHSPの人は
視界にあるものを無意識に
目で追ってしまい集中が
途切れてしまいやすい。



▼視覚敏感タイプの対処法▼

ふちが太い伊達メガネをかける。


視界にメガネのふちが入ることで
ここだけを見ていれば良いと
見る範囲を自分で決めやすくなり
フレームの外が気にならず
目の前の事に集中しやすくなる。



***



がっつりHSPではないけれど
似たような傾向がある人は


・役者
・デザイナー
・ミュージシャン
・作詞作曲家
・小説家
・画家
・作家
・美容師 など


想像力豊かでアーティスト気質な
人に多いのだそうです。

クリエイティブな人ほど
当てはまる部分もあるかと。





HSPのメリットは

相手の気持ちに配慮しながら
コミュニケーションが取れることで

感じる力が強いことで
小さな出来事にも感動でき

『繊細さん』だからこそ
感じられる幸せは盛り沢山
あるということ。



ただ、あまりに繊細過ぎるのは
生きづらい面もあるかと思います。


HSP傾向の人は食事を見直す
事もケアの1つ。


神経系統を落ち着かせる
マグネシウムや亜鉛は
必須ミネラルなので


【そば】蕎麦
【の】のり
【ま】豆
【ご】五穀
【と】豆腐
【ひ】ひじき
【ま】抹茶
【ご】ゴマ
【わ】わかめ
【や】野菜
【さ】魚
【し】しいたけ
【い】いちじく
【こ】昆布
【か】牡蠣
【い】芋
【な】納豆
【と】とうもろこし
【く】果物


【そばの孫とひ孫(は)
優しい子かい?納得!】


食材を意識的に摂るよう心がけると
内側から元気を出す
エネルギー源になりますよ。



東洋医学的にHSPは
心・肝と深い関係があり
交感神経の過緊張に繋がりやすい
とも言われています。


不安感が拭えない時
ソワソワしてしまう時
悩みが頭の中で堂々巡りする時は


体を動かして筋力をつけるのも
とてもオススメです。


いつも働いてくれている
体に感謝しながら

丁寧なセルフケアで
心地良い環境づくりを(^^)



by バランス美容研究家 AZUMA
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