人というものが、いつかは亡くなっていくことは分かってる。
いつかは会えなくなる。
おばあちゃん不幸者で、距離と仕事を言い訳に今まで10数年、東京に来てくれた時にしか会わなかった薄情者のクセに、いざ現実になろうと目の前に突き付けられると思い出す事は昔の私が幼い頃、まだおばあちゃんが元氣だった頃の思い出。
心の優しい子になってね。
毎年会う度に言われていた。
休みを使って田舎に会いに行った。
本当はそれは、妹に急かされたから。
そしてさっき留守電が入っていた。
「昨日は来てくれて有難う。疲れたやろう。今日は休みなさいね。来てくれて有難う。」
昨日会った時とはうって変わってか細い声で、ほとんど聞き取れなかったけど、そんな事を何度も繰り返していた。
延命をやめたいと漏らしていた、弱った体で「来てくれて有難う。ありがとうね。」と何度も。何度も。
優しい声のおばあちゃんはもうすぐいなくなる。
たぶん生きている内に会えるのは、あれが最後だろう。
そんな事をわざと考えてもいないように、明るく笑って、また今度ね!とさよならしたけど1番それを分かっているのは彼女だ。
生きている間に結婚できなくてごめん。
ひ孫も見せられなくてごめん。
今まで会いに行かなくてごめん。
心の汚い子でごめん。
お願いだからせめてもう少し、生きていてもらえませんか。
私きっと、もっと胸を張った生き方をしますから。
心のきれいなおばあちゃんの自慢の孫になりますから。。
ありがとうね。
会いに来てくれてありがとうね…。
おばあちゃんの孫で良かったと心から思う。
私こそ、ありがとう。
iPhoneからの投稿
いつかは会えなくなる。
おばあちゃん不幸者で、距離と仕事を言い訳に今まで10数年、東京に来てくれた時にしか会わなかった薄情者のクセに、いざ現実になろうと目の前に突き付けられると思い出す事は昔の私が幼い頃、まだおばあちゃんが元氣だった頃の思い出。
心の優しい子になってね。
毎年会う度に言われていた。
休みを使って田舎に会いに行った。
本当はそれは、妹に急かされたから。
そしてさっき留守電が入っていた。
「昨日は来てくれて有難う。疲れたやろう。今日は休みなさいね。来てくれて有難う。」
昨日会った時とはうって変わってか細い声で、ほとんど聞き取れなかったけど、そんな事を何度も繰り返していた。
延命をやめたいと漏らしていた、弱った体で「来てくれて有難う。ありがとうね。」と何度も。何度も。
優しい声のおばあちゃんはもうすぐいなくなる。
たぶん生きている内に会えるのは、あれが最後だろう。
そんな事をわざと考えてもいないように、明るく笑って、また今度ね!とさよならしたけど1番それを分かっているのは彼女だ。
生きている間に結婚できなくてごめん。
ひ孫も見せられなくてごめん。
今まで会いに行かなくてごめん。
心の汚い子でごめん。
お願いだからせめてもう少し、生きていてもらえませんか。
私きっと、もっと胸を張った生き方をしますから。
心のきれいなおばあちゃんの自慢の孫になりますから。。
ありがとうね。
会いに来てくれてありがとうね…。
おばあちゃんの孫で良かったと心から思う。
私こそ、ありがとう。
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