ご訪問くださり、ありがとう存じます。
 

あさりの加薬ご飯を炊きました。

 

 

こんな具合になりました。

 

あさりの旨みの活きたご飯に

生姜がぴりりと刺激を添えて

 

刻み葱の香りが加わって。

 

ひと口ふくむと

笑みがこぼれました。

 

惜しみおしみいただきました。

 

では、作り方をご紹介いたします……

……といいたいところやけど

 

これね、ちょっとばかり失敗してるの。

あさりが少なすぎたのね。

 

お米二合に、あさりひとパックしかつかわへんかったら

あさりがかなしいほどに少なかったの……

 

なので、分量は記さず

ざっくりと作り方を記してみますと

 

あさりは、砂を吐かせた後

日本酒60ccを加えて、酒蒸しにして

 

身を殻からはずして保存して

鍋にのこったおつゆも別に保存しておくのね。

 

そして、お米を研ぐのね。

 

合わせる生姜は

針生姜になるくらいまで細く刻んでおくの。

 

そうして、いざご飯を炊くときに

 

保存しておいたおつゆと

お米一合につき透明醤油(薄口醤油でも)小さじ1を加え

 

炊飯器が推奨する

水加減に合わせて水量をきめてね

 

あさりを加えず

生姜のみをお米に乗せて、ご飯を炊き

 

炊きあがって、天地返しをするときに

ごはんに酒蒸ししたあさりを混ぜこむの。

 

仕上げに刻み葱をあしらってね。

これで、できあがりです。

 

あさりはかなしくなるほどに少なかったけれど

うまみはしっかりごはんにうつっておりました。

 

酒蒸しにしたおつゆをご飯を炊くときに加えてあるのでね

美味しいご飯になりましてよ。

 

ときどき、あさりをかみしめて

濃ゆい旨みをおどろきとともに味わうなんてことができるのも

 

あさりが少なかったおかげです。

……でも、つぎはもっとあさりを多めにするの!!

 

美味しく炊けただけに

その点のみが残念でした。

 

「和食の暦」なるカレンダーの

今月の頁に

 

「浅蜊飯」なるコラムがあるの。

引用してみますと

 

「浅蜊飯」【あさりめし】「深川めし」ともいわれる。春に身が膨らむアサリの炊き込みごはん。炊き込む前にアサリを酒蒸しし、身をいったんとりだす。酒蒸しした煮汁で米を炊き上げてから身を加えると、アサリの旨みたっぷりのご飯とふっくら柔らかい春のアサリを堪能できる。

 

そう記されているのよ。

 

こんなん読んだらつくってみずにはおれん……

……そう感じてね、折をうかがっていたの。

 

やっとちょうどいいときをつかまえたのに

浅蜊の量が少なかったし

 

次は、もっと上手に炊きます。

 

このコラムに添えられた絵図では

浅蜊飯には木の芽をあしらっていたのよね。

 

わたくしは、刻み葱にいたしました。

生姜も加薬にして炊いたので、木の芽はちょっと合わんかな と

 

刺激的で香りも顕って

美味しいかやくご飯となりました。




大阪は

けさも静か


きょうはいち日お天気で

最高気温は二十度℃を越え


風はあまりない とか


ウチで過ごします。

散歩できれば と




よき朝を