先週の日経平均株価は結局472円(約3%)上昇。☝
その前の週は1,344円(7%)の下落だったから3分の1戻しには成った。
活字では短期筋の代表例はCTAと呼ばれる海外投資家」としている。
CTAは相場の流れに追随するようにポジションを積み増す傾向が強い」
所詮、世界経済や景気になど無頓着で「我だけ儲ければ良い」の投資者主体の強引な相場だということ。
上っても良いし下がっても良い、ただし儲けだかが至上命題。
これには中々叶わないし、その相場を解釈しようとするから愚かしく聞こえるのだろう。
GSは来年までの原油価格の見通しを引き下げた。☟
WTIの2016年の水準を45ドルと予想。
5月時点の57ドルから下方修正した。
更に1バレル=20ドルまで下落する可能性も指摘している。
「株は上がらない、原油は下がる」という同社の分析。
上るものがなく、市場は萎縮するとしか聞こえないがポジショントークでないことを願う。
結局背景はアメリカの「ハイイールド債へのバブル懸念。
あるいはシェール関連のジャンク債への信用崩壊懸念が背景なのだろう。
日本の視点で見れば海外のハイイールド債に投資する投信残高は今年7月月時点で、凡そ5.4兆円。
実はリーマンんショック前の07年末に比べると2.7倍に増えている。
発行高は5月をピークに伸び悩みんでいるが時価総額は1.1兆ドル。
2009年に20%近くあった平均利回りは昨年一時5%台まで低下し現在は上昇傾向。
つまり買われた事で価格が上昇し、今は売られて価格が下落しているということに他ならない。
原油相場の暴落は大きな影響を持っている筈。
ハイールド債の発行残高のうち、エネルギー産業に占める比率は15%前後という。
「兵どもが立てた家の夢のあと」がリーマンショック。
「兵どもが堀ったシェールの夢のあと」が登場しなければ良いのだが・・・。
中国のシャドーバンキングのように姿を消してくれないものだろうか。
その中国の経済指標が週末に発表された。
8月の鉱工業生産は前年同月比6.1%増。(7月は6.0%増)。
1~8月の固定資産投資も前年同期比10.9%増。
1~7月は11.2%増だったので伸びは鈍化。
市場予想の11.1%増を下回った。
一方8月の小売売上高は前年比10.8%増加(市場予想は10.5%増)。
もっともいずれも国家統計局の発表数字。
信じる信じないの問題でもあろうか。
中国共産党と国務院の国有企業改革の指導意見を公表し。
民間投資を呼び込む「混合所有制」を発展させ2020年までに決定的な成果を挙げるという。
中国の中央政府管理の国有企業は111社で国有企業全体の収入の約6割を占めている。
結構シャカリキという印象。
そして市場の興味はむしろ16~17日のFOMC。
市場論調は「利上げはすでに織り込み済み。
そのタイミングが長期的な投資に影響を与えることはない」。
長過ぎた婚約期間ということなのだろう。
象徴はボーイングの動向。
一部の737型機について、製造の最終工程を中国に移転することを検討しているという。
習近平中国国家主席の訪米に合わせて発表する方向で調整中との報道。
もっとも・・・。
塗装、飛行試験、一部内装の据え付け作業というから骨格はシアトルを離れるわけではない。
エアバスが天津に最終組み立てラインを持っているのと同じ構図でもある。
買ってくれる人にはサービスを、だろうか。
まあ周氏訪米のお土産チックな話だが呉越同舟となったような米中関係。
傷んだもの同志の傷のなめ合いにも見えるが・・・。
因みに中国国家統計局が発表した8月の鉄鋼と石炭の生産量はいずれも減少。
景気減速と抗日戦勝記念の軍事パレードでの北京周辺の工場に操業の一時停止が背景。
だったら9月には戻さないと辻褄が合わない。
一方で中国の製油所は原油価格の下落局面を積極的に利用。
8月の原油精製量は前年比6.5%増の日量1044万バレルと堅調を維持。
原油が正しいのか、石炭が正しいのか、見分けはなかなかつかない。
同様に活字では「TOPIXとドル・円相場の60日相関が高い」との指摘。
2月以来の安値を付けた8日に0.77。
ブルームバーグ・データで遡及可能な1971年以来で過去最高。
ボラ高く相関高きドル円。
アチラの世界の人やコチラと行き来している蝙蝠のような市場関係者は「株が先」というのだろうが・・・。
株と円ドルは関係は疎遠になったいたがまた親密。
あまり良い状況ではないような気がする。
外国人の売買シェアは72.5%。
3割持って7割売買の構図は変わっていない。