トラウマの乗り越え方 ― 誘拐された少女エリザベスの場合 | 【自由に生きる方法 】 高見かなえ

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今日は、過去に誘拐されたElizabeth Smart(以下エリザベス)のThe Daily Goalcastのスピーチをシェアしたいと思います。

 

 

Image: The Daily Goalcast. (2019).

 

 

エリザベスは、14歳の時に誘拐され、9か月後に救助されました。

 

 

救助された次の日の朝、エリザベスの母親は、彼女に人生で最高の助言をしました。

 

 

「あなたは人生の9か月分を犯人に奪われた。その期間は、絶対に取り戻すことはできない。」

 

 

「彼らへの罰として、あなたにできることは、自分が幸せになることしかないの。前へ進み、やりたいことを全部やりなさい。」

 

 

「なぜなら、過去に縛られ、いつまでも自分を可哀想だと思っていたら、彼らにあなたの人生をもっと奪わせてしまうことになるから。犯人には、もうそんなことをする資格はないから。」

 

 

「彼らは、もう一瞬たりともあなたの時間を奪うことはできない。」

 

 

「だから、幸せにならなきゃいけないの。」

 

 

 

Image: The Daily Goalcast. (2019).

 

 

エリザベスは言います。

 

 

「誘拐から救い出されたあと、裁判所へいったとき、法廷で再び犯人の顔を見ることに、とても緊張したのを覚えています。」

 

 

「自分がそのことにどう反応するのか、わかりませんでした。」

 

 

「そして、ブライアン ミッチェル(犯人)が法廷に連れて来られました。彼はまだ長い髭と長い髪をしていました。でも、手錠をされ、二人の警備員に連れられていました。」

 

 

「その瞬間、私は自分が母のアドバイスに従ったことに気づきました。」

 

 

「もう彼を恐れることはない、だってもう彼はどんな力も私に及ぼすことはできないから。」

 

 

「そのことが、どんなに私を勇気づけたかを覚えています。」

 

 

「公判の最後の日、犯人が有罪との評決が下されたとき、裁判官が私を見て、『何か彼に言うことはありますか?』と聞きました。」

 

 

「私は立ち上がって、『彼はもう私を捕らえてはいないし、これからも絶対に私を捕らえることはできません。私はこれから素晴らしい人生を生きるの。』と言いました。」

 

 

「もし、それを言葉に出して言わなかったとしても、確実にそう思っていたでしょう。」

 

 

 

「そして、許しとは、相手に対するものではなく、自分自身のためだと分かりました。」

 

 

 

 

「あなたに何が起ころうとも、どんな過去や事情があっても、人生はとても価値のあるものです。」

 

 

「私たち一人一人には、幸福になる資格があります。」

 

 

「悪いことは、誰にでも起きます。でも、その出来事が私たちの人生を決めるべきではないし、人生を破壊するわけでもありません。」

 

 

「私は誘拐された少女として知られているかもしれません。でも、大丈夫です。」

 

「だって、それが私のすべてではないと知ってるから。」

 

 

「誘拐は起こりました。でも、その事件が私を前へ進ませ、結婚し、家族を持ち、被害者のために社会を変える提唱者となることを止めることはなかったのです。」

 

 

 

「人生に起こる出来事は私たちを形成していきます。でも、それらが人生を決定づけるわけではありません。」

 

 

「人生を決定づけるものは、出来事に対する反応と、あなたが自分で決めたことなのです。」

 

 

「あなたが今、どんなことに向き合っていようとも、このことを忘れないでください。」

 

 

“You are who you decide to be.”

 

「あなたは、自分がなろうと決めた人になるんです。」

 

 

 

「あなたは、自分の運命を決める人です。」

 

 

 

参考記事

The Daily Goalcast. (2019). Elizabeth Smart - Overcoming Trauma.

https://www.facebook.com/dailygoalcast/