こんばんは。
雫です。

前編の続き

天然石を使った商品のご購入を考えている皆様へ(後編)になります。


前編の最後に天然石屋に行ってみて下さいとお話しさせて頂きました。
ぜひ、本当に行ってみて下さい。
そして、まずは水晶を触ってみましょう。
「天然石 見分け方」で検索すると、この方法が載っていますが、天然の水晶は触った瞬間冷やっとします。
すごく冷たいです。
そして、偽物…主にガラス玉ですがこれは触った瞬間冷たくありません。
これは天然の水晶の熱伝導率で見分ける方法で、触った瞬間は冷たく暫く触っているとすぐ温くなっていきます。
私はこの見分け方をもう何年も前に知り、それから旅行先、外出先で天然石屋を見かけてはまず水晶を触るという事をしました。ちなみに他にも見分ける方法がありますが、店員さんに1番怪しまれずに確かめる方法としてはこれが1番オススメです。

そして私が色々なお店で水晶を触った結果
なんと
8店中2店がガラス玉でした。

なかなかの結果だと思いませんか?
正直、2店もあったことにビックリでした。
実際のお店でこの確率です。
これが、ネットで買うとなったら?と考えたら…

ですが、ガラス玉を売ってるお店が他の石も偽物か?と聞かれたら100%偽物とは言えません。
でも、1番ポピュラーな石の水晶でガラス玉です。
当然信用に足るお店とは言えません。


そして、実際に天然石を触って頂くと肌にピタっと吸い付くような感じがする時があります。
特に天然石のブレスレットの購入を考えている方は、ぜひ1粒1粒自分が「これ!」と直感で選んだ石で作りましょう。
既製品も良いですが、私はあえて1粒づつ選んで作って頂きたいです。
そうすると、沢山の石を見る機会が出来るので良い石を覚えるのにとてもオススメです。

家の近くにも、外出先にも天然石屋さんがない方は、ぜひネットで天然石屋さんを最低でも5店程度は検索してみて下さい。
まとめサイトに優良なお店が載っているようです。
ぜひ、自分の欲しい石の相場を知りましょう。
自分の欲しい石の相場を知ることによって、偽物を掴まされるリスクは減ります。

高い石で有名且つ人気の、ラリマー、インカローズ、ルチルクォーツ、ラピスラズリなどの石は本当に偽物が多いです。minneでもこの辺の石は偽物と思われるものが多かったです。
ラリマーは、鼎のぽんちゃんが愛して止まない石ですが、これは本物?という商品が多くあります。
高い石は特に相場をきちんと調べて、出来れば自分の目で実際に見て買うようにして下さい。
そして、青い石で有名と言えばターコイズがありますが、ターコイズの市場に出回っている物のほとんどは天然ではなく、「練り」の技術で作られた物です。
その練りという技術は、天然石のかけら、粉を高温で溶かして不純物を取り除き再結晶化させたものです。
これは天然石とは言えません。

あとは特に、大きい石は要注意です。
世界的に見ても、宝石、天然石は掘り尽くされています。
どの石も大きいものは、流通しづらい傾向にありますので特に気をつけて頂きたいです。
恐らく、大きくて安いものは「偽物」、「練り」の可能性が極めて高いです。


ここまで色々とお話しさせて頂きましたが、さらに気をつけなければいけないことがあります。
それは、どんなに優良なお店でも「天然石業界全体で、これはXXXと言う天然石です」と売ってしまってるパターンです。
ようは、業界全体で嘘をついている(隠している)ということです。
これは、さすがに天然石屋に行って実際見ても気づけるはずがありません。
ですが今はネットで調べれば、ある程度の事はわかります。
ぜひ、天然石を購入される際は自分の欲しい石の偽物の出回り状況も確認する事をオススメ致します。
なので、安易に安いからといって買うのではなく、良い物を見極め金銭的に少し無理してでも良い物を購入して頂きたいと思います。
色々なお話しをしてしまい、天然石の購入を控えてしまう方もいるかもしれませんが…偽物が多く出回っている現実を知って頂きたくてこのブログを書かせて頂きました。
天然石は本来素晴らしい物です。
こういった現実を知りつつ、皆様が良い石と出会い、天然石の素晴らしさを感じて頂けたら嬉しいです。

そして、ここまで読んで頂いて「読んで良かった」と思って頂けたら幸いです。


最後に、
鼎では偽物が多く出回っている高価な石は極力使わない方針です。
鼎の天然石は私が信用に足るお店で、購入はしていますが、私も少し知識があると言うだけで鑑定士でもありません。
100%本物の天然石と言い切れない以上、皆様に提供すべきではないと考えております。
といって、明らかに偽物(ガラス玉等)だと思うものを販売するつもりは勿論ございませんので、安心してお買い求め頂ければと思います。
さらに、鼎では皆様に情報を公開致します。
練りの天然石、着色の天然石など、私達が仕入れた際にわかっている情報は公開した上で販売させて頂きます。

尚、鼎では天然石に着色をした物に関しては、本物の天然石として認識、販売させて頂きます。

前編から引き続き長くなりましたが、最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。