カーナJacquelineのエストニア生活日記
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ニコニコ

エストニア語の授業ももう7回終わった。
4回目の時は、クラスメイト全員の顔が引きつる、という事態が起こった。
だって、とんでもない言語なんだもん。。。
大学1年の4月にドイツ語を始めても、嫌になったのは、秋くらいだったけど、始めて2週目で嫌になるエストニア語って・・・!!

例えば、「私はエストニアに住んでます。」だったら、語順としては
I live Estonia in.
だけど、「私はイングランドに住んでます。」だったら
I live England (in の意味なんだけど別の語が入る)

これはイングランドだから、ランドは土地だから、英語でいう「on」っぽいのが入るんだって。。。
国とはまた別というカテゴライズ。。。

ドイツもそう。ドイツはドイツ語で「ドイッチュランド」だから、これもランド。
そしてなぜかフランスまでランド。。。
日本はランドではないので、規則的に「in」っぽいやつを入れれば良いんだけど。

そして、これは「in」だけに該当する話ではなく、「from」や「to」などを使うときも、同じ現象が起こる。。。
しかも、国の名前が英語と全く違う!
フィンランドは「ソーメ」(スペルに自信がないので、カタカナで・笑)
スウェーデンは「ローチ」(ロは巻き舌)
ドイツは「サクサマー」
他にも色々あったな。。。

形容詞にまで複数形はあるし、目的格や所有格や、格によって形はまた更にコロコロ変わる。。。

昨日習ったことは、
「I have a dog.」
と言うときは、「Mine is dog.」という形にしないといけない。。。
だから、また新しい文法を覚えないといけないわけで(涙)

「よくエストニア語なんてするねー」と、別の社の駐在員によく言われる。

私もそう思う。。。授業の後、教室を出ると、皆ため息ついてる。
しかも、授業の回数を重ねるごとに、ため息が大きくなってるのが、おもしろいくらい明白(笑)。

だけど、何とかドロップアウトせずにやってます。。。新しい文法を知るときは衝撃的で「んぐゎぁあぁぁ!!」って頭の中で叫んでるけど、復習しつつキャッチアップする努力は、まだできてる!
それに、エストニア語を習い始めて、精神的に随分楽になったような気がする。
人の会話は全く聞き取れないけど、街で知ってる単語を見かけると嬉しくなったり、少しずつ自分のエストニア語を試して通じたり。非英語圏で暮らすことは、それなりに精神的にキツかったけど、タリン市民として順応しつつあるんじゃないのかな。今は。

とまぁ、前置きが長くなったけど、本日のメイントピック。
いつも隣に座る人がアルバニア人のオッチャンがいるんだけど、私は彼のことが大好き!
彼の名前はニコル。目が大きくてまつ毛がクルンとしてて、ユーモアがあって、質問に答えられなかったら助けてくれて。だけど何よりも、とにかく笑顔が素敵なの!
普段から「このオッチャンの笑顔はサイコーだなぁ」と思ってたら、この前の授業で、苗字の聞き方・ファーストネームの聞き方について習った。

彼とのペアワーク。
「苗字は何ですか」って私が聞いたら
「ニコリ」と。。。
「え”!? だってあんたのファーストネームはニコルでしょ?」
「そうだけど、苗字はニコリ。だから、名前はニコル・ニコリ。よく人をコンフューズさせてしまうけど。でもアルバニアでは結構ある話よ。」と。

ビックリ!!!
すぐに「サイコーの名前じゃん! あんた日本に行けば、ニックネームは絶対『ニコニコ』だよー!! 意味はスマイリースマイリーだから!」って言っちゃった!
まさに「名は体を表す!」
彼は名実ともに「ニコニコ」!! リアルすぎて嬉しくなる!

ということで、楽しいクラスです☆
久々に学生気分に戻れる場所。

それから、「褒める」って大事なことなんだなーと改めて認識。
先生の質問に、頭を悩ませながらも答えれたら「バ~ガ ハスティ!」(very good!)と本気で褒められる。
すっごい嬉しくなるし、純粋にやる気が出る。
自分が生徒ってのは新鮮で、色々反省したり、初心に返れたりできる。
社会人じゃない自分も楽しい。

頑張ろうっと!

Kana

私が初めて覚えたエストニア語は「Tere!」(Hello!)。
その次が「Aitah!」(ありがとう)
で、その次が、「Kana」。。。

さて、Kanaとはエストニア語で、何と言う意味でしょう??

正解は。。。

忘れもしない、エストニアに到着した日。
後で合流した同僚から言われたこと。


「あ、そうそう。ちなみにエストニア語でKanaって鶏肉っていう意味だから。」

「え“!?」

信じられなかったけど、本当です。
次の日、スーパーの精肉コーナーで「Kana」という文字を見つけてヘコみましたから。

カーナJacquelineのエストニア生活日記

こんなの、ほんの一部。。。色んな種類のKanaが悲しいくらいにズラリ。

ということで、私は鶏肉ですよ、えぇ。


日本でも苗字の方を好んで使ってたけど、エストニアに来てますます苗字の方を強調して使うようになったね。

仕事でエストニア人とのメールで、わざわざ最初に
「I’m (苗字) from (会社名).」
とかって書いても、どの返信にも必ず「Dear Kana」から始まる。。。

こいつら、「おいおい、チキンがメール打ってるよ~!」って職場で大騒ぎしてんのかな。。。
と悲しい想像をしたりする。

ヘコんでる私を気遣ってか、うちの現地職員が「Kanaなんて、エストニア語では発音がキレイと
思われてるので、良いですよ。東京にいたあるエストニア人の名前なんて、『シニソウ』だったん
ですよ~」

「え!? 死にそう!? Mr. Shinisou? 死にそうさん?」

思わず何回も確認しちゃった。

「ハイ。シニソウさんは、エストニアに戻ってきてますよ。まだ生きてますけどね~。」

だって。ウケた。
確かにシニソウよりは良い~! だけど、一瞬笑えただけで、慰めにもならないよ(涙) 
チキン野郎という事実は変わらない。。。

先月あった駐在員の集まりの時の話。
テーブルが一緒になったアメリカ人に名前を言うと、「カナ? え? チキン? まさかスペルまで一緒じゃないわよね?」と。。。


スペルまで一緒の正真正銘のチキンですけど、何か。。。

ハンドルネームも一瞬「チキン」にしてやろうかと思ったくらいですよ。

だけど、だめだ。まだ自分の名前をネタにする勇気がない。。。そして立ち直れてない。。。
「ポークじゃなくて良かったじゃん!」と同僚になぐさめられるけど、やっぱり気分は複雑。
何でよりによってエストニア語!?

んでもって、エストニア語は、すんごく難しいらしい。。。
今後の異国での生活へ期待が、まだまだ大きい到着2日目。
「エストニア語を勉強しようと思ってる」と現地職員に話すと、「難しいからやめた方が良いわよ。」とアッサリ。。。
「まだ2日目なんだから、やる気を削がないでくれ~!」と思いつつも、「そんなに難しいのか。。。」とヘコむ。
「格変化って12個あるんだよね!?」と聞くと、「違いますよ、14個ですよ~!」だって。。。
エストニア語は、フィンランド語・ハンガリー語だけに似てるらしい。他の言語とは全く性格の違うものとか。
うーん、どっちの言語にも触れたことないなぁ。。。

ということで、先週から夕方の語学学校に行き始めました☆ 90分週2回!
今はまだ「難しい」より「楽しい」の方が大きいかな。
新しい言語は、何だか新鮮で楽しいのです!
でも、脳ミソの固さにヘコむ。。。 中学校で英語を習い始めた時ってのは、当たり前だけど吸収良かったよなぁ(涙)
クラスメイトはアルファベットに強いヨーロッパ人ばかりで、やっぱり差が出てしまう。
ですが、とりあえず当面は頑張ります!
今週で、こちらに来て2カ月になりました。早いものでもう3ヶ月目に入った!


International Women's Day

今朝出勤すると突然、白いバラの花束を抱えたドライバーがやって来て、その中の一輪を 手渡された。
「今日は女性の日だからどうぞ」って。

え!?今日はホワイトデー? なんて一瞬思っちゃったけど、そんな文化がエストニアにあるわけはなく、「何で女性の日?」って聞いても「知らない。昔からの風習だから」だと。
男性から花なんて滅多にもらわないから、嬉しかったぜー!!!

後で色んな人に事情を聞くと、「昔は女性は選挙権とか、色々な権利がなかったから女性を大切にしましょうってこと」
とか、「ドイツの風習」とか、「旧ソ連の名残」とか、もうバッラバラな回答が返ってきたけど、とにかく今日(3月8日)は「International Women's Day」らしいです。

ロシアに詳しい人の話だど、今日は旧ソ連の国々では大変な日らしく、街中の花屋には男性たちが「義理チョコ」ならぬ「義理花」を買いに行き、出費がかさんでしまう日なんだって。

そっかー、だから突然、我が家の前に花屋が並び始めたのかーと思いました。
我がアパートの敷地前には、この寒い中、花屋の露天が5軒ほど一時的に軒を並べてる。

なので、週末は気分転換にと、そこでチューリップを買ってみました☆(1本90円しない。。。)
剣山とハサミを持ってきてるんで、記憶を辿りながらチューリップを生けてみた。
「なかなかバランス取れた☆」
なーんて、自己満足してたんだけど、普通のつぼみだったチューリップは、部屋で生けた途端、
すごいスピードでどんどん花が開いていき「え!? 早くも散っちゃうの!?」と不安になった。。。

これは部屋の中の気温が、売られていた外とエラい違うかららしい。
んでもって、花だけでなく葉っぱも。。。
ということで、生けた時とは全く違う表情の鉢になってます。。。
まぁ、日が落ちれば、またすごいスピードでつぼみに戻っていったけどさ。
しかし、葉っぱは開いたまんま。。。


他の男性職員からはケーキをもらいました☆
ぃや~、女性が大切にされてる国で良いね~♪
レディーファーストの文化って素敵☆☆
男性の日なんてないのかな。お返しはいつどうやってすれば良いんだろう。と日本人的発想をしてしまった(笑)。
また一つ、新しい文化を学んだ日でしたっ。


カーナJacquelineのエストニア生活日記

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