「経済」「公衆衛生」「人種差別問題」 大統領選でも重要な争点となるこれらの問題に アメリカはどう立ち向かうのか?

 

米国住友商事ワシントン事務所の高井 裕之氏

 

 5月の雇用統計は、想定外の高統計だったが、楽観視は時期早尚。

 コロナ経済危機の第1波は終わったのかもしれない

 

・アメリカはこの先どうなる

 抗議デモの暴徒化は収まりつつあるが、デモそのものは拡大している。

 トランプ大統領が批判される、ツィッターで批判者を攻撃する。これを繰り返している。

 トランプ大統領は力で押さえつけようとしているが、教会の近くで催涙ガス使って、非難が大きくなっている

 暴徒化している、極左集団、アナーキストはリーダーがいるわけではないので、力で押さえつけるにも限界がある

 香港問題で対中強硬策を取っているが、1月の貿易協定(自分の実績)を犠牲にしてまでは踏み込んでこない

 抗議デモの影響で6月の2週以降コロナが再拡大、その場合、再度ロックダウンを想定する

 

・適任リーダーはどっち

 激戦6州ではバイデン氏が有利になっている。今、選挙を実施すればバイデン氏が勝利する状況にある

 バイデン氏はオバマ氏の副大統領を行っていたため、人種差別問題では有利に働く

 バイデン氏、しばらくの間自宅にこもっており、トランプ大統領の失策を待っているように見える

 民主党に勢いがあり、上院選も民主党が有利なので、政権交代は現実味を帯びている