いまや多くの国民が抱えているといわれる花粉症。
杉やヒノキ、りんごなどといった花の花粉が体内に入ることで起こるアレルギー症状の一種です。
くしゃみや鼻水などの鼻の症状にくわえ、涙や充血かゆみなどの目の症状や、いらいら、集中力の低下、だるさ、熱っぽさなどの症状を引き起こしてしまいます。
以前はスギ花粉が注目され、春に症状の出る人が多かったのですが、近年ではスギ花粉以外にもアレルギーを引き起こす可能性のある花粉が50種類ほど見つかり、春特有の症状ではなくなってきています。
近年ではこういった状況から、花粉症外来といった診療科を設置する病院も多くなっています。
花粉症外来で勤務する看護師は、こういった花粉症に関しての知識をしっかりと勉強し、花粉の症状で苦しむ患者さんの精神面や症状を和らげるために全力を尽くす必要があります。
また、近年では医師や看護師の中にも花粉症で悩んでいる人が沢山います。
前述の通り、花粉症になると、いらいらしたり、集中力が切れたり、判断力が低下してきます。
また、くしゃみや目のかゆみなどの身体的症状によって看護の業務に支障をきたす恐れもあります。
看護師はミスの許されない仕事ですから、常に集中力や判断力などはとぎら背ないようにする必要があるので、花粉症かなと思ったら早めに医師に相談して、早めに対策を立てることが大切です。
看護師や医師の中には、仕事以外で病院へ行くのをためらい、自己対処法で改善させようという人も多いですが、気持ちよく仕事するためにも、早く直すためにも迷わないで病院へ行くようにしましょう。